長安マツダが先行販売を発表した新型セダン「EZ-6」について、日本ではどのような評判が見られるのでしょうか。
■マツダ新型「4ドア・クーペ」発表に期待の声!
2024年9月28日、長安マツダは新型セダン「EZ-6(マツダ イージーシックス)」の先行販売を開始しました。
同車は2024年4月に日本で生産が終了したマツダのフラッグシップセダン「MAZDA6(元 アテンザ)」の後継モデルともいう見方もされており、SNSでも様々な反響が見られます。
新型EZ-6は、2024年4月の北京モーターショーで初公開された中国市場向けの電気自動車(EV)で、長安マツダが開発・製造した新エネルギー車の第1弾です。
ボディサイズは全長4921mm×全幅1890mm×全高1485mmとワイドかつ大柄な車体を持つことから、先述のようにモデル終了したMAZDA6の実質的な後継車として期待する声もあります。
そのデザインテーマは、「オーセンティックモダン」で、伝統的なセダンの雰囲気を残しつつ、4ドアクーペのように優雅なスタイルを採用。
フロントフェイスには大型グリルとシグネチャーウイング、シャープなヘッドライトが採用され、新しいマツダのデザインを特徴付けるとともに高級感を漂わせています。
リアデザインは品の良さと個性を兼ね備え、横一文字と半円左右2つずつという独特なテールライトが、フォーマルさとスポーティさを両立しています。
ボディ最後部には自動可変式リアウイングを設置。高速走行時にはダウンフォースを発生させ、安定性を高める仕組みです。
またマツダならではの「走り」を追求すべく、高剛性ボディと50:50の重量配分、そして後輪駆動の組み合わせにより「人馬一体」の走りを実現しているといいます。
パワートレインにはBEVとPHEVの2タイプがあり、BEVの航続距離は約600km(CLTCモード)、PHEVは1回の給油で1000km以上(CLTC総合モード)の走行を可能としています。
新型EZ-6の先行販売の価格は、16万元から20万元(約325万円から406万円)。
同車は日本の広島本社ショールームでも、2024年10月末まで展示されていたので、今後また間近で見られる機会があるかもしれません。
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この新型EZ-6についてSNSなどでは、「なかなか魅力的なデザイン」「カッコいい!日本で出たら絶対買います」「マツダのデザインは国産車で一番洗練されていますね」といったスタイリングへの高評価とともに、「日本でもこの値段で発売できれば画期的だね」「同水準の価格で日本導入してくれ」「日本導入を真剣にお願いします」など、価格を維持したうえで日本導入を強く求めるコメントが多数見られます。
また、「マツダ車は“走り”のクオリティは高いと思うからEVでも期待してる」「大きくて軽くない車体でいかに人馬一体を実現したのが、実際に乗って知りたいね」といった走行性能に興味を示す様子や、「普通のEVなの?話題になったロータリー発電にして欲しかった」「このボディにディーゼルエンジンを積んだクルマでお願いします」など、パワーユニットに対する思い思いの要望も。
一方で、「雰囲気がアテンザからカペラに戻った感じある」「これが新しい魂動デザインなの?なんかクラウンみたい」とのコメントもあり、新型EZ-6の外観に他のモデルを感じた人もいました。