北関東エリアの新たな東西軸となる「北関東北部横断道路」の計画に、反響が集まっています。一体どのような道路で、どのような声が上がっているのでしょうか。
■貴重な東西ルートの構想路線に反響
北関東エリアの新たな東西軸となる「北関東北部横断道路」の計画に、反響が集まっています。
一体どのような道路で、どのような声が上がっているのでしょうか。
北関東北部横断道路は、2021年策定の国土交通省「新広域道路交通計画」で構想路線に挙げられているものです。
栃木県北部から茨城県の太平洋側(高萩市周辺)までをつなぐ計画になっています。
このあたりは、東北道~常磐道をつなぐ東西軸に乏しく、北関東道を超えると100km近く「バイパス空白地帯」で、狭い国道で峠越えを続けるしかありませんでした。
特に「国道461号」はクルマ1台分の道幅の区間も多く、もはや「便宜上国道認定した」レベルの道路です。将来は矢板・那須方面と太平洋側をスムーズに通行できるだろう、という願いが込められていて、その願いをかなえる存在が「北関東北部横断道路」というわけです。
気になる進捗ですが、2023年12月、関係する9自治体による「北関東北部横断道路整備促進同盟会」が設立され、国への要望などの玄関口となるべく、活動を開始しました。あわせてこれを事務局として、国に先だった基礎調査結果などを取りまとめていくことになります。
国による事業化プロセスへの第一歩は、概略ルートを選定する「計画段階評価」です。はたして2025年度以降に、このプロセスへ乗せることはできるのでしょうか。
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ネット上でもこの計画に対し、「これは早期に開通させなければならない必須路線」「マジか!?これができるとだいぶいろいろ変わって面白いかも」「あっこれ出来たら大子町とか劇的に変わるじゃん」「とても所望する」「これできたら俺もこっちから行くわ」「この地域は東西の道路は461くらいで少ないよね」「嬉しい」「言われてみれば確かに横断道路は無いのですよね。出来れば便利になるでしょう」と期待する声が。
また「矢祭町まで行ってきたが、東北道からも常磐道からも絶望的に遠い場所」「これはかなり必要な路線。地震とか津波の災害時に日立付近の常磐道は渋滞が予想されるから東北道方面に逃げられる道は必要」などのコメントがありました。
また周囲の道路整備についても「ここらへんの茨城県と福島県の道路のスペックが大きく異なる気がしますね。国道6号にしてもいわき市内は信号がほとんどない高スペックなバイパス4車線道路に対して、茨城北部の国道6号は水戸から北茨城まで信号が多く渋滞で進まない印象があります」といった声もありました。