SNSやインターネット掲示板などで、短時間で高収入が得られるなど甘い言葉で「闇バイト」を募集しています。応募してしまうと、詐欺の受け子や出し子、強盗の実行犯など、犯罪組織の手先として利用され犯罪者となってしまいます。こうした中でSNSでは「猫=レクサス」が話題となっています。
■SNSで猫がレクサスなどの高級車の隠語として話題に!
現在、SNSにて「猫」「レクサス」というワードが数多く見受けられます。
猫とレクサスには関係があるのでしょうか。
ここ最近、テレビや新聞などのニュースで「闇バイト」が度々取り上げられています。
具体的な手口としては、SNSやインターネットの掲示板、求人サイトなどで仕事の内容に具体性が無いのにもかかわらず、高額な報酬の支払いを示唆し、犯罪の実行者を募集する投稿が掲載されています。
実際に「簡単に高収入を得られるなら」と応募して、詐欺や強盗などの犯罪に加担しことにより逮捕された人も。
さらには、その被害にあった結果、亡くなられた人も存在します。
そうした中で警察庁は、闇バイトの危険性について次のように説明しています。
「1度加担してしまうと、“やめたい”と思っても応募したときに登録した自分自身、家族等の個人情報を基に『家に行く』『周囲の人に危害を加える』と脅され、逮捕されるまで抜け出せません。
犯罪グループは雇った人間を都合よく利用した後、『捨て駒』として切り捨てます。待ち受けているのは、重い刑罰です。
警察では、こういった犯罪実行者を募集する投稿に対し、リプライ機能を活用し、積極的に個別警告を行っています」
また闇バイトにかかわらないためについては警察庁は次のように説明しています。
「『高額バイト』『即日入金』『書類を受け取るだけ』、一見好条件に見える求人情報には注意してください。
また、募集情報に『受け子』『出し子』『闇バイト』等の隠語が使用されていたり、匿名性の高いアプリケーションでの連絡が求められたりする場合は犯罪に関わる危険性が大です。
世の中にはそんな上手い話はありません。怪しいかもしれない、と迷ったら、『必要なお金が貯まるまで』『1回だけなら大丈夫』などと1人で判断せずに家族等周囲の人や警察に相談しましょう」
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こうした中でSNSでは、「夜中に猫を探すバイトを募集しているけど、これって闇バイト?」という投稿がありました。
これに対して、「猫って隠語でレクサスとか高級車のことやで」という投稿をきっかけに「猫=レクサス」と捉えたネタ投稿が相次いでいます。
例えば「うちのレクサス(猫)は洗車が苦手」と猫が現れている様子や、ゲージに入る様子を「レクサスの車庫入れ」、またミルクを飲んでいる猫に対して「レクサス 給油中」とコメントするなど数多く見受けられます。
なお前述のきっかけとなったと見られる投稿の再生回数は1.3億超えと大きな反響となっています。
このようにSNSではネタとして扱われている「猫=レクサス」ですが、元の闇バイトはいまや社会問題となっています。
もし家族や友人が闇バイトに関わっている様子であれば、すぐに警察に相談をしましょう。