トヨタのオーストラリア法人は、2024年8月2日、新型「ランドクルーザープラド(日本名:ランドクルーザー250)」の発売時期と価格を発表しました。同車には、過去のプラドを強く意識した「カカドゥ」というグレードが設定されますが、このクルマについて、現在日本国内でも様々な反響が集まっています。
■新型「カカドゥ」が話題に
トヨタのオーストラリア法人は、2024年8月2日、新型「ランドクルーザープラド(日本名:ランドクルーザー250)」の発売時期と価格を発表しました。
オーストラリアのランドクルーザープラドには、日本名と名称が異なるばかりでなく、過去のプラドを強く意識した「カカドゥ」というグレードが設定されます。このクルマについて、現在日本国内でも様々な反響が寄せられています。
ランドクルーザープラドは、トヨタが1990年から2023年まで生産していた本格SUV。日本国内ではすでに販売終了し、現在は実質的後継モデルである「ランドクルーザー250」が販売されています。
日本国内ではランドクルーザープラドの名前はなくなりましたが、オーストラリアでは継続して使われており、今回新型の発売時期と価格が発表されたというわけです。
ボディサイズは、全長4920mm×全幅1988mm×全高1860mm、ホイールベースは2850mm、最低地上高225mm、乗車定員は5人または7人。
エクステリアとインテリアのデザインは、日本のランドクルーザー250と基本的に同じです。ただ、日本ではディーラーオプションでつけられる丸型ヘッドライトが、オーストラリアでは用意されていません。
電動リアデフロック、オールテレーン(全地形対応)タイヤ、車両を疑似的に透過して後輪付近を表示するバックアンダーフロアビューなどを標準装備。
グレードは5種類あり、特徴的なのはもともと持っている悪路の走破性をさらに強化した「アルティテュード」に加えて、日本には類似した存在がない先代のランドクルーザープラドをイメージしたようなグリルが装備されたほか、フェンダーなどを樹脂本来樹脂パーツである部分をボディ同色に塗装した最上級仕様「カカドゥ」が用意されます。
パワートレインは、2.8リッターディーゼルターボエンジンに、トヨタが「Vアクティブテクノロジー」と呼ぶ48Vシステムを組み合わせた、日本仕様には未設定のマイルドハイブリッドシステム。
モータージェネレーター、48Vリチウムバッテリー、DC/DCコンバーターで構成された上記のシステムは、発進時の加速をアシストするほか、ブレーキエネルギーを効率的に回生することで、燃費の向上にも貢献します。
トヨタのオーストラリア法人の副社長であるショーン・ハンリー氏は、「新しいアルティテュードはプラドのパフォーマンスを向上させ、これまで以上にオフロードへの挑戦と楽しさをお客様に伝えることになるでしょう」と述べました。
価格は、7万2500オーストラリアドル(約726万9575円)からで、発売時期は2024年第4四半期を予定しています。
そんなオーストラリアの新型ランドクルーザープラドに対する日本国内での反応は、「これぞプラド」「かっこいい」「将来カスタムパーツでプラドタイプのフロントグリルも販売されそう」というもの。
ランドクルーザープラドをイメージしたフロントグリルは現在、最上級グレードであるカカドゥにのみつくことが予定されていますが、需要があることがわかればカスタムパーツとして登場することもあるかもしれません。
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国外ではまだまだ健在な、ランドクルーザープラドの名称。日本国内での反応も良好で、海外のクルマであってもプラドの名を聞くと反応するユーザーが一定数いるようでした。