阪神高速は2024年11月13日、約3年間の通行止めになっていた「阪神高速14号松原線」について、12月7日 午前5時に通行再開すると発表しました。
■橋を丸ごと架け替えで「2年間の通行止め」ついに終了
阪神高速は2024年11月13日、約3年間の通行止めになっていた「阪神高速14号松原線」について、12月7日 午前5時に通行再開すると発表しました。
阪神高速松原線は、大阪市平野区の長居公園通をまたぐ高架橋で、老朽化のため橋桁つなぎ目の垂れ下がりが深刻化。桁の架け替えが必要となり、2022年6月1日から当該区間で全面通行止めにして、工事を行っていました。
通行止めとなっているのは、大阪市と松原市にまたがり、大和川をまたぐ喜連瓜破~三宅JCT間。
2年半にもおよぶ、異例の長期間の通行止めとなりましたが、同社はこの計画について「車線規制しながら工事を行うと、さらに長期間にわたってご迷惑をかけることとなります。通行止めを行って集中的に工事を進めることで、影響期間を最小限におさえることができると考え、全面通行止めの措置を取りました」と説明しています。
当初は、2025年3月までの通行止めの予定でしたが、工事が順調に進んだため、ことし10月に「前倒しで12月中に通行再開する」と発表していました。
今回、具体的な再開日時が発表された形です。
ことし3月には、長居公園通の上空は橋桁が完全に撤去され、約半世紀前の「開通前」の風景のように、空が広くなっていました。そこから新たな橋桁架設工事が進められていました。
阪神高速は「これまで長らくの間、当該事業の実施に対して多大なるご理解、ご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。通行再開日まで、もうしばらくの間、皆さまのご理解、ご協力の程、よろしくお願いいたします」とコメントしています。