北米日産が2025年10月10日に2025年モデルの「パスファインダー」を発表しました。どのようなモデルなのでしょうか。
■ロッククリーク仕様がカッコイイ!
北米日産が2025年10月10日に2025年モデルの「パスファインダー」を発表しました。
英語で「開拓者」や「先駆者」などの意味を持つパスファインダー、日本ではなじみのない車名かもしれませんが、1986年に日本で発売を開始した「テラノ」の輸出名として長い歴史を誇るモデルです。
日本では2002年に2代目テラノが終売して以降、姿を消してしまっていますが、パスファインダーとしてはその後もモデルチェンジを続け、現在は5世代目となるモデルが販売中となっています。
今回発表された2025年モデルは3列シートを備える最大8人乗りが可能なSUVとなっており、フロントには日産車であることが一目で分かる大型の「Vモーショングリル」を備えたほか、初代をオマージュする3連のスリットが与えられているのも特徴。
パワートレインは、3.5リッターV型6気筒エンジンに9速ATの組み合わせで、4WDモデルのほか、一部グレードには2WD仕様も用意されます。
そんな2025年モデルのパスファインダーの中でも注目なのが、よりタフでパワフルな4WD専用の「ロッククリーク」グレードが引き続き設定されているという点でしょう。
このロッククリークはオフロード向けにセッティングされた専用のリフトアップサスペンションを備え、足元にはビードロック風の加飾を備えた18インチのアルミホイールとオールテレーンタイヤを標準装備。
バンパーも下半分がブラックアウトされたワイルドなスタイルとなっており、アースカラーの「バハストームメタリック」との相性も抜群。ルーフには220ポンド(約100kg)の耐荷重を誇るチューブ式ルーフラックも装備され、ルーフトップテントなどの装着も可能となっています。
一方のインテリアはブラックを基調とした精悍なものとなっていますが、ステッチに鮮やかなオレンジが使われているほか、シートやセンターコンソールにもロッククリークのロゴがオレンジで施されており、特別感を演出してくれています。
また通常モデルでは3500ポンドとなる最大牽引力もロッククリークでは6000ポンドまで引き上げられており、エンジンパワーも通常モデルが284hp/259lb-ftなのに対し、295hp/270lb-ftへと引き上げられているのもトピックです。
さすがに全長約5000mm、全幅約1960mmとビッグサイズのパスファインダーだけに、日本への導入は難しいかもしれませんが、先日、エクストレイルの兄弟車であるローグにもロッククリークが設定されたので、せめてロッククリーク仕様だけでも日本に設定して欲しいところです。