ダイハツが2013年の「東京モーターショー」で世界初公開した「FC凸DECK」について、公開から11年が経過した今でもさまざまな反響が寄せられています。
■ダイハツの超ゴツ顔「軽トラック」に反響あり！
ダイハツが2013年開催の第43回「東京モーターショー」で披露した「FC凸DECK（以下、FCデコデッキ）」は、未来の商用車の姿を予感させるモデルとして大いに注目を浴びました。
披露から11年が経過した現在もなお、SNSなどで多くのコメントが投稿されています。
FCデコデッキは、全長3395×全幅1475×1985mm、ホイールベース2445mmと、軽自動車規格に収まるサイズの、軽トラックのコンセプトモデル。
まるで板状のベース車体に箱型の運転席をそのまま載せたような斬新なデザインが特徴で、運転席の内装はクラブのDJブースのようなユニークなインテリアとなっています。
車内は左右に運転席と助手席を設けた2人乗り。黒を基調としたインテリアにホワイトのアクセントが施され、フロントパネル中央には光る円形のセンターメーターが配置されています。
そしてFCデコデッキは見た目だけに特化したクルマでなく、当時の最先端技術を用いた実験車両でもありました。
内部にはダイハツ独自開発の「貴金属フリー液体燃料電池」が搭載されており、白金などの希少かつ高価な金属を使わないことで、低コスト化と省スペース化を実現しようとする試みがなされています。
この先進的な燃料電池は0.5kWの出力を持ち、同会場にはFCシリーズとして、2kWの発電機「FC-Dock 20C」も展示されました。
このように、デコデッキはユニークな外観だけでなく、未来の自動車開発に向けた重要な研究車両でもあったのです。
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そんなFCデコデッキについてSNSでは、「こういう斬新な軽トラがあっても良いね」「見た目は良いと思う」「ダイハツらしいブッ飛んだ発想！」「今の軽トラのデザインは好みじゃないからこういうのに期待したい」など、似たクルマの無い個性的なデザインに対するコメントが多く見られました。
また、「もう少しキャビンを広げて荷台を詰めた4人乗り仕様とか欲しいな」といった、いわゆる“デッキバン”的なモデルを求める声も。
一方で、「このクルマが日本の農村を走ったり稲刈りしている田んぼに入っていくイメージができん」「もっと最低地上高が高くないと畑で農作業できないよ」など、より業務における現実味を期待する投稿もありました。