人気SUVであるトヨタ「RAV4」のデザインを一変させ、無骨さを増したものへと変更できるカスタムがあります。一体どのようなものなのでしょうか。
■もはやRAV4ではない! 超タフな「ブラーバマーズ」
トヨタのミディアムSUV「RAV4」は1994年に登場しました。2019年の現行型ではワイルドなデザインを採用し、現在のSUV人気をけん引する人気モデルとなっています。
そんなRAV4のデザインをさらに“ゴツ”くするカスタムカーがあります。一体どのようなモデルなのでしょうか。
そのカスタムカーが名古屋市のカスタムパーツメーカーであるKUHL JAPAN(クールジャパン)が手掛ける「VRARVA MARS(ブラーバマーズ)」です。
2023年1月に開催されたカスタムカーの祭典「東京オートサロン2023」で披露され、来場者投票による「東京国際カスタムカーコンテスト2023」でグランプリを獲得しました。
デザインについて、クールジャパンは「金属感を感じさせるミリタリーテイストなフォルムに、近未来というエッセンスを加えたデザインを創造した」と発表当初説明しています。
フロントデザインは、前部がコブのように大きく盛り上がり、たくましい印象を与える専用ボンネットや六角形状のグリル、無骨なブラック仕上げのバンパーを装着。RAV4の都会的な雰囲気から一変し、堅牢な雰囲気を醸し出しています。
一方で、RAV4の持つ悪路走破性はそのまま確保されており、フロントバンパー下部の角を大きく削ることで、アプローチアングルへの影響は最小化。機能性にも配慮されています。
サイドは専用フロントフェンダーやドアパネル、サイドパネルを装備。ゴツゴツとした無骨で筋肉質なイメージをもたせました。
リアは戦闘機のエアアウトレットをモチーフにしたバンパーを装着。リアフェンダー後部にはエア出口のような意匠も備え、ハイパフォーマンスSUVを想起させる、刺激的なスタイリングとなりました。
なお、ブラーバマーズのボディキットは、ボンネットやバンパー、フェンダーなどを純正と交換することで、ウィンドウやルーフ、ライト類を除いたすべてのパネルを変更。
大幅なイメージチェンジを図れますが、パネル交換だけでなくテープ固定も組み合わせ、手軽なカスタムを実現。さらに、価格(消費税込/塗装・取り付け工賃別)は99万円と非常に手頃である点も特徴です。
インテリアにもブラックとオレンジの専用シートカバーを用意し、エクステリアの世界観を取り入れることが可能となっています。
なお、ブラーバブランドはこのブラーバマーズを皮切りに、シリーズとして三菱「デリカD:5」やスズキ「ハスラー」にも展開。
「近未来クロスオーバーカー」をテーマに、「金属」「鋼」「戦闘機」「スピード」などのテイストを盛り込み、装甲車のようなミリタリーでメカニカルなクルマを再現したカスタムシリーズを発表しています。
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次回のオートサロンは、2025年1月10日から3日間、幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催されます。
カスタムパーツメーカーからどのようなカスタムカーが登場するのか、注目されます。