トヨタのインド法人は2024年10月21日、「ルミオン」の新たな「フェスティバルエディション」を発表しました。どのようなモデルなのでしょうか。
■トヨタ“新型最小ミニバン“「ルミオンフェスティバルE」
トヨタのインド法人は2024年10月21日、3列シートMPV(マルチパーパスビークル)「ルミオン」の新たなパッケージオプション「フェスティバルエディション」を期間限定で設定したと発表しました。
かつてトヨタは「カローラ ルミオン」(2007年〜2015年)というワゴンを生産、販売していましたが、それとインドのルミオンは直接的に関係なく、スズキの新興国向けMPV「エルティガ」をトヨタの販売網で展開する、いわゆるOEM(相手先ブランド生産)車です。
スズキのエルティガは2012年からインドで生産、販売されており、2018年にフルモデルチェンジ。
そのバッジやグリル、バンパーなどのデザインを変更したものがルミオンで、2023年からインドで「トヨタの最もコンパクトなMPV」として販売が始まりました。
ボディサイズは全長4420mm×全幅1735mm×全高1690mm、ホイールベース2740mm。パワートレインは1.5リッターエンジンに5速MTまたは6速ATを組み合わせたもので、最高出力・最大トルクはガソリン仕様が103PS・137Nm、CNG(圧縮天然ガス)仕様が88PS・121Nmとなっています。価格は104万4000ルピー(約190万円)から。
そんなルミオンに新設定されたフェスティバルエディションは、エクステリアを飾り立てるアクセサリー9点をセットにしたパッケージオプションです。秋に開催されるインド最大級の祭り「ディワリ」にちなんで発売されました。
アクセサリーの内容は、ヘッドランプガーニッシュ、ドアガーニッシュ、バックドアガーニッシュ、リアバンパーガーニッシュ、ルーフスポイラー、ナンバープレートガーニッシュ、ドアバイザー、マッドフラップ、デラックスカーペットマット。
これら2万608ルピー(約3万7000円)相当が全グレードに無償で設定され、買い得感の訴求につなげています。