トヨタのFRスポーツクーペとして人気の「GR86」をベースに、初代「86」に存在していた「style Cb(スタイルCb)」をオマージュしたレンダリングを、YouTubeチャンネルの「Theottle」が公開しました。どのような仕上がりなのでしょうか。
■あのstyle Cbが復活!?
トヨタのFRスポーツクーペとして人気の「GR86」をベースに、初代「86」に存在していた「style Cb(スタイルCb)」をオマージュしたレンダリングを、YouTubeチャンネルの「Theottle」が公開しました。
初代86に設定されたスタイル Cbとは、Cool beauty(クールな美しさ)を意味したもので、86が持つ走る楽しさはそのままに、ファッションセンスを重視するユーザーをターゲットとして2015年4月に発売されたもの。
具体的には、「GT」グレードをベースに、ノーズをのびやかに延長した専用フロントバンパー&フロントグリル、楕円形の金属調ベゼルを縁取った専用オーバル形ヘッドランプ、後方をよりのびやかに表現したリヤスポイラー(オプション)を装備。
また、横バー基調のフロントグリルから続く専用LEDフロントターン&クリアランスランプを装備し、ベース車とは異なる上品でクラシカルな意匠を実現。
さらにフェンダー部には、夜間走行で個性が際立つトリプルフィンのLEDイルミネーションを採用し、先進性を備えたスタイリッシュな86を創出したとされていました。
フロントマスクはシャープな86に対してオーバル形ヘッドランプを採用し、専用フロントバンパーを装着したことで、一見すると86とは思えないほどイメージが一変されていたのが最大の特徴。
ボディカラーにはスタイルCbの世界観をさらに高めるニュアンスベージュ(ロア部)×デミタスブラウン(アッパー部)の専用プレミアムツートーンペイントも用意されていましたが、価格が120万9800円と超高額で、MT車が418万582円、AT車が426万3055円となっていたため、フルオプションでは600万円近い高額車となっていたのでした。
そういう点もあってか、スタイルCbは初代の前期型に設定されて以降、復活していないモデルということになります。
しかし、今回公開されたレンダリングではスタイルCbが発売された2015年に開催された「東京モーターショー」で初登場したコンセプトカー「S-FR」のデザインを採り入れています。
また本家スタイルCbではほぼ手つかずとなっていたリアセクションもS-FRに準じたデザインが与えられており、一見すると大きなS-FRというようなスタイルに仕上がっていました。
このレンダリングはあくまでCGで行った架空のモデルではありますが、ルーフラインやウインドウ周りには手を加えていないため、実車で再現することも不可能ではなさそうです。
ただ、リア周りも変更するとなると初代スタイルCbを上回る価格になることは間違いなく、そういった意味では現実的ではないと言えるかもしれません。