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「軽なんですか?」 ド迫力フェイスの“タフ”ワゴン発見!? 「謎のブラーバ・イオ」のハスラーとは

くるまのニュース 2024年11月26日 15時10分

見た目からしてただの軽自動車に見えないスズキ「ハスラー」が中古車市場に登場しました。

■パワフルにカスタムされたハスラーとは

 スズキの軽自動車「ハスラー」をカスタムした「ブラーバ・イオ」が中古車市場に登場しました。

 ハスラーは2014年1月のデビュー以来、人気を誇るモデルです。

 その特徴は軽ワゴンの広い室内空間とSUVのタフさを融合させていることで、全く新しいジャンルの軽クロスオーバーと謳われました。

 使い勝手と走破性を両立し、日常からアウトドアまで幅広く使用可能です。

 レジャーを楽しむアクティブな層だけでなく、雪国のユーザーなどからの需要も少なくありません。

 また、力強い性能に反してヘッドライトは丸目で、そのような特徴的なデザインも人気を集める要素です。

 そして2020年には2代目が登場し、これが現行モデルとなっています。

 個性的なデザインとタフなスタイルは初代から継承。後席背面のスライド用ストラップや荷室下の防汚タイプラゲッジアンダーボックスを採用し、室内空間をさらに拡大することも可能となっています。

 また、軽量と高剛性を両立させた新世代プラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」、環状骨格構造などを採用。

 これによりボディー全体で剛性を高めて優れた操縦安定性と乗り心地を実現しました。

 グレードはベーシックな「G」と上級な「X」の2種類を設定。それぞれに2WDと4WD、新開発R06D型エンジンのNA車とR06A型エンジンのターボ車が用意されています。

 そんなハスラーをベースにし、「ブラーバ・イオ」と名付けられたコンプリートカーが中古車市場に登場しました。

 その車両を取り扱っている店舗は栃木県鹿沼市にある「KUHL 栃木」です。

 同店をはじめとしてさまざまな販売店を連ねるクールホールディングスでは、独自のカスタムカーブランドを設けています。

 なかでもオフ車中心の「ブラーバ」シリーズの第3弾として登場したのがブラーバ・イオです。

 なぜベース車としてハスラーが選択されたのでしょうか。同店の担当者は次のように話します。

「ハスラーは、オフロードな印象もありながら、ジムニーほどハードスペックでなく街乗りがしやすいクルマです。

 幅広い年齢層のお客様に選んでいただきたいという想いから、ハスラーをカスタムしました」

 ブラーバ・イオはそんなハスラーのなかでも2020年式のものをベースとしており、グレードはXターボ 、駆動方式はフルタイム4WDとなります。

 目を惹くのはやはり全体に装着された、フロントグリル、ボンネット、フェンダーといったオリジナルボディキットです。

 これにより立体感・ボリューム感が生まれていますが、サイズはあくまで軽自動車の規格に収まっています。

 さらにアルミホイールやオールテレーンタイヤも装備されており、力強い走りができることは間違いありません。

 内装についても、オリジナルのレザーシート、フロアマットが採用されており、高級感が演出されています。

 これらのカスタムでは、どのようなこだわりを持って施されたのでしょうか。前出の担当者は次のように話します。

「当店では以前から『RAV4』ベースの『MARS』、『デリカD5』ベースの『ORCUS』といったカスタムカーを手がけていましたが、これらは原型をとどめないほど大胆なイメージチェンジでした。

 今回はコンセプトを変更し、純正スタイルを生かしながらブラーバの世界を堪能してもらうという『VRARVA LIGHT』なる意図を持って製作しました」

 実際、交換パーツを中心に構築していくよりも、純正ボディに対してパーツを追加装着している部分が多くを占める形となります。

 どのパーツも純正パーツの特徴をより引き立たせるようなデザインになっている、とのことです。

 なお、現在は以前のカスタムカーについても、より気軽に、手軽に乗れるよう再デザインをし、製作していると言います。

 迫力のあるイメージはそのままに、交換パーツ点数を減らしたり、ワイド幅を小さくしたりすることで、より実用的にする予定のようです。

※ ※ ※

 純正のハスラー以上にデザイン・走りともに力強いブラーバ・イオで、アクティブなカーライフを楽しんでみてもよいのではないでしょうか。販売価格は299.9万円となります。

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