レクサスのカナダ法人は2024年11月12日、新型「LX700h」と新型「LX600」を発売しました。
■レクサス新型「本格ラグジュアリーSUV」発表!
2024年11月12日、レクサスのカナダ法人は、新しいハイブリッドシステムを搭載した新型「LX700h」を発表し、販売を開始しました。
レクサス「LX」シリーズは、レクサスブランドのSUVの中におけるフラッグシップに位置する大型のSUV。
かつては海外専売の車種でしたが、3代目モデルのマイナーチェンジを機に日本にも導入され、4代目となる現行モデルは2022年1月に国内発売が開始しました。
同車はトヨタの本格クロスカントリーSUV「ランドクルーザー」と共通のTNGA GA-Fプラットフォームを採用し、信頼性や耐久性、悪路走破性を高次元で実現しながら、レクサスならではの豪華な装備と迫力のあるデザイン、そして上質な走りを両立させています。
ボディサイズは、全長5100mm×全幅1990mm×全高1895mmと大柄で、レクサスのラインナップのなかでも最大級のサイズをもつSUVとなっており、3列シートを搭載した7人乗り仕様のほか、2列シートの4人乗り仕様も選択可能です。
今回カナダで発表された新型LX700hは、LXに初めてハイブリッドシステムを組み合わせた強力なパワーユニットを搭載し、性能と効率性を両立する電動モデルです。
3.4リッターV型6気筒ツインターボガソリンエンジンと10速ATの間に、クラッチ付きのモータージェネレーターを配置したパラレル方式のハイブリッドシステムを搭載し、システム最高出力457馬力・最大トルク583lb-ftを発揮します。
これはガソリンエンジンのみを搭載するLX600と比較して、およそ50馬力および100lb-ft(140Nm)ものパワーアップを果たしていることになるうえ、状況に応じてエンジンのみ・モーターのみの切り替えが可能。ローレンジでのモーター駆動もレクサス車として初めて実現しています。
一方で、ハイブリッド化を果たしつつもクロスカントリー車としての悪路走破性も両立させており、ハイブリッド用のバッテリーを特殊な防水構造にしたことで、新型LX700hはエンジン車同等の渡河性能700mmを確保。さらに最大2400Wの外部給電機能も備えているといいます。
そのほか、タフなアウトドアスタイルを実現するパッケージ「オーバートレイル」を設定するのも、新型LX700hだけの特徴です。
このパッケージは、過酷な環境で活用される「プロフェッショナルツール」をデザインで表現したもので、ボディカラーにベージュ系の専用色を設定するととともに、グリルやホイール、ドアハンドル、ルーフレール、ウインドウフレームなどの外装パーツを黒とダーク系のカラーでコーディネート。
またインテリアカラーも、ストーンブラウンとブラックの専用ツートーンカラーを選択可能です。
レクサスは今回、この新型LX700hと同時に、一部改良を施し2025年型となった新型LX600についても販売を開始。
こちらは3.4リッターV型6気筒ツインターボガソリンエンジンと10速ATのみを組み合わせたモデルで、最大出力409馬力・最大トルク479lb-ftを発揮します。
従来モデルと比較し、全モデルにおいて機能とアメニティが進化しており、最新の「レクサスセーフティシステム+3.0」を装備。
これにより様々な交通状況や不測の事態においてドライバーの認識と意思決定をサポートするほか、自動ブレーキを備えた直感的な駐車支援機能などで、より安全な運転を実現するといいます。
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新型LX700hの車両価格は、13万9399ドルから17万4465ドル(約2157万円から約2700万円)。
同時に改良された新型LX600の車両価格は、12万5335ドルから14万5585ドル(約1939万円から約2253万円)となっています。