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6速MTあり! トヨタが本気で「小さなスポーツカー」を開発! “全長3m”で「ちょうどいいサイズ」の4人乗りクーペが凄い! “頑張れば乗れる”小さな「爆速スポーツ仕様」モデルとは

くるまのニュース 2024年11月20日 17時10分

かつてトヨタが発売したマイクロクーペ「iQ」には、小さなボディサイズから想像できないほどパワフルな走行性能を持つモデルもありました。

■6速MT! トヨタが小さな「3ドア・スポーツカー」を市販化!

 2008年にトヨタが発売した「iQ」は、普通車でありながら小さなボディサイズが特徴のマイクロクーペです。
 
 残念ながら1代限りで消えてしまいましたが、同車はグレードのバリエーションが多く、派生モデルも多数登場。
 
 その中には、小さなボディサイズから想像できないほどパワフルな走行性能を持つモデルもありました。

 2008年に登場したiQは、全長2985mm×全幅1680mm×全高1500mmと、軽自動車よりも短いボディサイズが特徴。

 かつて無い「マイクロクーペ」という斬新なコンセプトで開発された、チャレンジングなクルマでした。

 そして、iQが市場へとデビューしてから1年後の2009年に、トヨタは「GAZOO Racing tuned by MN(GRMN)」というクルマを限定100台で発売。

 これこそが、強力な走行性能を備えた特別なiQです。

 もともとトヨタでは、「iQ GAZOO Version」という、iQの上級グレード「100G」をベースとするチューニングカーを開発していました。

 同車はエアロパーツの追加やスプリング/ショックアブソーバーの調整、ローダウン化といったカスタマイズを施し、GAZOO Racingの特別カラーを施した特別な1台。

 そしてこのiQ GAZOO Versionは大きな注目を集めたことから、市販モデルとして満を持して登場したのが、先述のGAZOO Racing tuned by MN(GRMN)です。

 もともとiQ GAZOO Versionに惚れ込んだユーザーが多かったこともあり、その市販モデルのGAZOO Racing tuned by MN(GRMN)も限定100台があっという間に完売するほどの人気ぶりでした。

 このGAZOO Racing tuned by MN(GRMN)は、欧州向けのiQ「130G」がベースになっており、エンジンは1.3リッターの「1NR-FE」を搭載。

 トランスミッションは6速MTで、サスペンションなどの足回りには専用のチューニングが施されています。

 またコンプリートカーらしく、RAYS製の16インチアルミホイールや専用スポーツシートなど、至れり尽くせりのアイテムを標準で装備したほか、オプションではあるものの、フロントバンパースポイラーなどエアロを追加したりオリジナルデカールを加えることも可能でした。

 そしてトヨタは「iQ GRMN」シリーズの第2弾として、ROTREX社製のスーパーチャージャーを搭載してさらにエンジン出力を高めたモデル「iQ GRMN スーパーチャージャー」を2012年に発売します。

 このモデルでは、ベースとなった130Gよりも最高出力を36馬力も向上させており、パワーアップに伴って足回りもさらに強化されました。

 このiQ GRMN スーパーチャージャーも先代同様、限定100台がすぐに売れるほどの人気で、受付開始から1ヶ月半ほどの間に全ての契約が成立したとも言われています。

※ ※ ※

 iQ GRMNシリーズは、第1弾/第2弾ともに100台と販売数が少なく、中高市場にはおいそれと姿を現さない貴重なクルマです。

 しかし「ネッツトヨタ福岡」など、一部の店舗ではレンタルで乗車することが可能。

 興味がある人は、一度レンタルして乗ってみるのも楽しい経験になるでしょう。

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