ホンダのブラジル法人は2024年11月9日、コンパクトモデル「シティハッチバック」の新たなマイナーチェンジモデルを現地で発売しました。どのようなモデルなのでしょうか。
■顔が変わった！ 新型「シティハッチバック」登場
ホンダのブラジル法人は2024年11月9日、コンパクトモデル「シティハッチバック」の新たなマイナーチェンジモデルを現地で発売しました。
初代シティは1981年、当時としては斬新な「トールボーイ」スタイル（背の高いハッチバック）のハッチバックモデルとしてデビュー。
若者を中心に人気モデルとなりました。1986年に登場した2代目はスタイルをワイド＆ローへと路線変更。1995年をもって販売終了となりましたが、シティという名は1996年、新興国向けのコンパクトセダンに受け継がれます。
新興国でセダンとして代を重ねることになったシティは、2019年に登場した7代目のとき、派生モデルとしてシティ ハッチバックが加わり、現在に至っています。
シティハッチバックのボディサイズは全長4343mm×全幅1748mm×全高1498mm、ホイールベース2600mm。パワートレインは1.5リッター直列4気筒ガソリンエンジンにCVTの組み合わせで、最高出力120hp・最大トルク15.5kgm（エタノール仕様は15.8kgm）を発生します。
今回、ブラジルで発売された改良新型の特徴はまずフェイスリフトです。グリルを大きくするとともに、その周囲のガーニッシュを従来のクロームからブラックに変更。スポーティな雰囲気を高めています。
機能面ではパーキングブレーキの電動化がポイントです。状況に応じてパーキングブレーキが自動で作動するのはもとより、ACC（アダプティブクルーズコントロール）の作動領域が拡大。
一旦停止からの再作動が自動で可能になったことにより、ストップ＆ゴーを繰り返す渋滞時にも利用できるようになりました。
今回の改良に伴い、グレード展開も見直されました。従来の2種類（EXL、ツーリング）から4種類（LX、EX、EXL、ツーリング）へと増やし、より幅広いニーズに対応します。価格は11万7500レアル（約310万円）からです。