日産の北米法人は新型フルサイズSUV「アルマダ」(2025年モデル)を発表しました。
■8年ぶりのフルモデルチェンジを実施
日産の北米法人は2024年11月18日(現地時間)、フルモデルチェンジされた新型フルサイズSUV「アルマダ」(2025年モデル)を発表しました。
12月に発売予定です。
アルマダは2003年に登場した3列シートを備えるフルサイズSUVです。2代目からは「パトロール」や日産の高級ブランド インフィニティの「QX80」との姉妹モデルになりました。
2024年9月には、8年ぶりのフルモデルチェンジを経た3代目が世界初公開されており、今回正式に発表された形です。
新型アルマダでは、先に発表されているQX80と共通する最新のデザインに一新されたほか、パワートレインの変更、先進機能の強化などが図られています。
ボディサイズは、全長5323mm×全幅2115mm×全高1945-1981mm、ホイールベース3075mm。
パワートレインは、最高出力425hp・最大トルク516lb-ftを発揮する3.5リッターV型6気筒直噴ツインターボエンジンに9速ATを組み合わせます。これにより、8500ポンド(3800kg)のけん引力を確保しました。
駆動方式は2WDのほか、さまざまな地形に対応する8つのドライブモードを持つ4WDを設定。
エクステリアでは「コの字」が2段に重なったヘッドライトや最新の「Vモーション」デザインの採用により、先進感を表現するとともにクローム加飾を削減することでスッキリとした印象にまとめています。
ボディサイドは直線的なデザインに「フローティングルーフ」デザインを組み合わせるほか、クオーター部で1段高くなるクロームモールの装着、流動的な張り出しの前後フェンダーデザインを用い、存在感と高級感を演出。
リアは車幅いっぱいに広がる一文字のテールライトとスポイラーを装着し、引き締まったイメージを与えています。
インテリアはインフォテインメントシステムとメーターを連続させた14.3インチのツインディスプレイを中心とする直線的なインパネを採用。インパネやドアトリムはソフトパット仕上げとし、ダブルステッチやメタル加飾などを施して上質な仕上げとしています。
またマッサージ・ベンチレーション付きフロントシートや64色のアンビエント照明、12スピーカーKlipschプレミアムオーディオシステムを搭載し、フラッグシップSUVに相応しいプレミアムなインテリアを実現しました。
なお乗車定員は7人または8人となっています。
先進機能では、衝突被害軽減ブレーキなどをはじめとする最新の「ニッサン セーフティ シールド」を全グレードで採用したほか、上級モデルには高速道路同一車線走行時にハンズオフが可能な「プロパイロット・アシスト2.1」を搭載。
さらに、3Dアラウンドビューモニターやフロントワイドビュー、車両床下を透過するインビジブル・フードビューなどを備え、安全性能の向上を図っています。
ラインナップは、ベーシックな「SV」、中級モデルの「SL」、上級モデルの「プラチナ」「プラチナリザーブ」に加え、タフな内外装や専用サスペンションなどを備えるオフロードモデル「PRO-4X」の5つが用意。
駆動方式はPRO-4Xは4WDのみで、その他のモデルではFR/4WDどちらも選択できます。
新型アルマダの価格は5万6520ドル(約871万円)から7万9990ドル(約1233万円)となっています。