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日本の「スゴい技術」が世界基準に!? 「踏み間違い防止」が国連基準化、要件は? 日本発の安全技術とは

くるまのニュース 2024年11月19日 17時40分

2024年11月12日から15日にかけて、スイス・ジュネーブにおいて、国連の自動車基準調和世界フォーラム(WP.29)の第194回本会議が開催されました。この会合では、日本発の安全技術である「ペダル踏み間違い時加速抑制装置」が国連基準化され、今後の世界スタンダードとして認められたと言います。

■日本発のペダル踏み間違い事故防止技術が世界のスタンダードに!

 2024年11月19日に国土交通省は国連の「第194回自動車基準調和世界フォーラム(WP.29)」の結果報告を明らかにしました。
 
 そこではかねてから議論されてきた「日本発のペダル踏み間違い事故防止技術」が世界のスタンダードになったと言いますが、どのようなものなのでしょうか。

 自動車基準調和世界フォーラムは、自動車の安全・環境基準を国際的に調和することや、政府による自動車の認証の国際的な相互承認を推進することを目的としています。

 この自動車基準調和世界フォーラムのメンバーは、欧州各国、地域(EU)に加え、日本、米国、カナダ、オーストラリア、南アフリカ、中国、インド、韓国及び非政府機関が参画。

 主な活動内容としては、「国連の車両等の型式認定相互承認協定(略称)」(1958年協定)という自動車の装置ごとの安全・環境に関する基準の国際調和及び認証の相互承認を目的として、国連において採択された協定。

 そして「国連の車両等の世界技術規則協定(略称)」(1998年協定)という自動車の装置ごとの安全・環境に関する世界の知見を集めた統一的な技術基準の策定及び当該基準に基づく規則や各国法規への導入による基準の国際調和を目的として、国連において採択された協定が存在し、それぞれに基づく規則の制定・改正作業を行っています。

 具体的には、以下の専門分科により、技術的・専門的検討を行っています。

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・安全一般(GRSG)
・衝突安全衝突安全(GRSP)
・ブレーキと走行装置ブレーキと走行装置(GRRF)
・排出ガスとエネルギー(GRPE)
・騒音騒音(GRB)
・灯火器灯火器(GRE)
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日本が2022年にペダル踏み間違時加速抑制装置に関する国連基準の策定を提案し、国際議論を主導(国土交通省資料)

 そうしたなかで、日本は2022年に高齢ドライバー等による事故の削減に向け、アクセルとブレーキの踏み間違いや前方の障害物を検知し、衝突を防止する性能要件を規定した「ペダル踏み間違時加速抑制装置に関する国連基準の策定」を提案。

 この提案については、日本の技術や評価方法をベースに議論されてきました。

 具体的な要件は以下の通りです。

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 ●急発進抑制に関する要件
 障害物の手前1.0m及び1.5mに停止状態でアクセルをフルストロークまで踏み込んだ場合に次のいずれかであること。

 ・障害物に衝突しないこと

 ・障害物との衝突時の速度が8km/hを超えず、障害物が無い状態に比べて30%以上速度が低下していること

 ●ドライバーへの警報に関する要件
 ・視覚警報が必須等

 ●機能の解除条件に関する要件
 ・解除中のドライバーへの表示
 ・機能の復帰条件など

 ●対象車両
 自動変速機(AT)を備えた乗用車(乗車定員9人以下)
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 そして2024年11月12日から15日にかけて、スイス・ジュネーブにおいて、国連の自動車基準調和世界フォーラム(WP.29)の第194回本会議が開催されました。

 この会合では、日本発の安全技術である「ペダル踏み間違い時加速抑制装置」が国連基準化され、今後の世界スタンダードとして認められたと言います。

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