日産が海外で展開する高級ブランド「インフィニティ」が2024年11月19日、広州国際自動車展示会(Auto Guangzhou 2024)にて「QX60」の新たなコンセプトモデル新型「QX60コンセプト」を初公開しました。どのようなモデルなのでしょうか。
■ド迫力なパープル仕様!
日産が海外で展開する高級ブランド「インフィニティ」が2024年11月19日、中国・広州で行われた広州国際自動車展示会(Auto Guangzhou 2024)にて「QX60」の新たなコンセプトモデル新型「QX60コンセプト」を初公開しました。
QX60は全長5mを超え、3列シートを備える大型SUV。2011年に「JX」としてデビューし、2013年にQX60へと名称を変更、2021年に現行モデルとなる2代目が登場しています。
現行モデルのボディサイズは、全長5034mm×全幅2184mm×全高1770mm、ホイールベース2901mm。日本で販売されているクルマで言えばトヨタ「ランドクルーザー」よりやや大きいサイズ感となっており、乗車定員は最大7人(一部6人)です。
エクステリアは、大柄なボディながら流麗で引き締まった印象。他のQXシリーズと同様、都会的な高級感の高い仕上がりです。インテリアは、インフィニティらしい上質なデザインでまとめられており、3列シートまでスペースがしっかり確保されています。
パワートレインは、新世代の2リッター直列4気筒ターボエンジン。最高出力268hp・最大トルク387Nmを発揮します。組み合わされるトランスミッションは9速ATで、2WD(前輪駆動)もしくは4WDが選択可能です。
今回中国で登場した新型QX60コンセプトは、そんなQX60をベースとし、インフィニティ35周年を記念し、中国現地の意見を取り入れ作成されたカスタムモデルです。
エクステリアでは、北極のオーロラからインスピレーションを受けたという特注の「シャドウパープル」塗装が施されたほか、ラジエーターグリル、ホイール、サイドモールディングに豊かなローズゴールドのアクセントをあしらいます。
さらに、ルーフラックと色分けされたルーフボックスにより、収納スペースを拡張しています。
インテリアは、全体的に柔らかな藤色に変化しています。またシートヒーター、ベンチレーション、マッサージ機能を備えた2列目のキャプテンシートが備わるほか、リアエンターテインメントスクリーンも用意され、後席を重視した仕様となっています。
広州国際自動車展示会では、このQX60コンセプトのほか、「QX50」や「QX55」なども展示されました。