2024年11月20日、いすゞのタイ法人は改良新型モデル「D-MAX(ディーマックス)」と「MU-X(ミューエックス)」を発表しました。一体どのようなクルマなのでしょうか。
■新エンジン搭載の「D-MAX」「MU-X」発表!
いすゞのタイ法人は2024年11月20日に、アップデートが施されたピックアップトラック「D-MAX(ディーマックス)」とSUVモデル「MU-X(ミューエックス)」を発表しました。
D-MAXは、2002年の初代デビュー以来、アジア、欧州、中東、アフリカ、中南米、オセアニアなど多くの国と地域で販売されているグローバル戦略車です。
特にピックアップトラック需要の高いタイは、いすゞにとって重要な市場であり、D-MAXの生産・輸出拠点にもなっています。
現行モデルは3代目で、2019年10月に登場。
従来モデルから受け継いだ高い耐久性や走破性、堅牢性に加え、ピックアップトラックのアッパーセグメントモデルとして、豪華で内外装を採用し、存在感を強めています。
一方でMU-Xは2013年に登場した、3列シートミッドサイズSUVです。
ボディにはD-MAXと共通のプラットフォームを使用しており、堅牢なラダーフレーム構造が持つ優れた悪路走破性や信頼性が高い評価を獲得しています。
現行モデルは2020年に登場した2代目で、2024年6月には大幅改良が加えられ内外装を刷新。
特にフロントグリルの大型化や、新たな鋭いヘッドライトデザインの採用、新設されたエアカーテンなどによって、エレガントでスポーティかつモダンな印象が与えられました。
そんな世界の多くの市場で評価されている両車に、今回市場からの根強いディーゼル需要の要望に応え、より高出力なディーゼルエンジンと多段化を実現した8速ATが採用されました。
エンジンに関しては、新開発の2.2リッター直列4気筒ディーゼルエンジン「RZ4F」を搭載。
優れた静粛性と耐久性はそのままに、最高出力120kW(163ps)・最高出力400Nmの高出力・高トルクを実現しています。
これにトランスミッションは従来の6速ATから8速ATへと多段化されたものを搭載。
ワイドレンジ化とトルクコンバーター性能の最適化、高減衰ロックアップダンパーの採用、RZ4Fに最適化したシフトマップ設定により、優れた発進加速性と動力性能、燃費性能を発揮するといいます。
駆動方式は両車ともFRと4WDが選択可能です。
なお価格はD-MAXが59万5000バーツ(約266万1000円)から93万7000バーツ(約419万1000円)、MU-Xが119万4000バーツ(約534万円)から162万4000バーツ(約726万4000円)で、11月28日よりタイ国内で販売を開始するといいます。