ホンダのフィリピン法人は、フィリピン国際モーターショー(PIMS、会期10月24日〜27日)に「シビックタイプR 無限グループA」を展示しました。どのようなモデルなのでしょうか。
■1000万円は超える!? ホンダ新型「シビック“タイプR”」登場
ホンダのフィリピン法人は、現地で開催されたフィリピン国際モーターショー(PIMS、会期10月24日〜27日)に「シビックタイプR 無限グループA」を展示しました。
1972年の発売以来、世界で累計約2760万台を販売しているグローバルモデル「シビック」のホットバージョンがシビックタイプRです。
ホンダにとってタイプRは、ベース車の運動性能を際立たせ、走る楽しさを徹底追求したレーシングテイストのモデルに与える伝統的な称号。チャレンジングスピリットの象徴でもあります。
シビックタイプRの現行モデルは2022年に登場。ボディサイズは全長4595mm×全幅1890mm×全高1405mm。
2リッター直列4気筒ガソリンターボエンジンに6MTを組み合わせ、最高出力320ps・最大トルク420Nmを発生します(いずれもフィリピンのカタログ値)。
そんなシビック タイプRを、ホンダ車のアフターパーツブランド「無限」の各種パーツで強化したのが今回PIMSに展示されたシビックタイプR 無限グループAです。
東京オートサロンなどでも脚光を浴びた1台で、エアロダイナミクスと迫力のスタイリングをより高次元で両立しているのが特徴となっています。
外装ではフロントアンダースポイラー、サイドガーニッシュ、リアアンダースポイラー、可変式リアウイングなどによって、レーシングカーのようなプロポーションへと変化させています。ホイールは19インチ鍛造アルミの専用設計です。
内装は、軽量化と高いホールド感を両立したフルバケットシートを運転席、助手席に設定。またカーボンセンターコンソールパネル、アルカンターラシフトノブを装着して、スポーティーな雰囲気をより高めています。
シビックタイプR無限グループAの価格は不明ですが、フィリピン国内5台限定で販売。参考までにシビックタイプR(標準車)の価格は387万ペソ(約1020万円)。ボディカラーはチャンピオンシップホワイトとレーシングブルーパールの2色展開となっています。