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スズキの新型「軽“5ドア”SUV」がスゴイ! 広々“タフ”内装×「スライドドア」がめちゃ便利! 「車中泊」も可能な新型スーパーハイトワゴン「スペーシア“ギア”」で寝てみた!

くるまのニュース 2024年11月26日 18時10分

2024年9月20日、スズキはクロスオーバーSUVテイストで人気の軽スーパーハイトワゴン「スペーシアギア」をフルモデルチェンジしました。新型の使い勝手について、車中泊を95日「連泊」しながら日本一周した経験のある筆者(黒木美珠)がレポートします。

■めちゃ広い室内は使い勝手良好! 「車中泊」もできちゃう!?

 近年、日常とアウトドアがシームレスに交わるライフスタイルが注目を集めています。そんな新しい楽しみ方にぴったりな軽スーパーハイトワゴンが、2024年9月20日にフルモデルチェンジしたスズキ新型「スペーシアギア」です。
 
 軽自動車の枠を超えた広々とした車内空間や、道具感あふれるデザインが魅力のこのクルマの特徴を「車中泊」という視点から掘り下げてみます。

 新型スペーシアギアは、軽自動車というちいさな車両規格ながら、工夫を凝らした広々とした車内空間が魅力の一台です。

 その広さの活用方法について、今回は車中泊を95日「連泊」しながら日本一周した経験のある筆者(黒木美珠)が「旅での使い勝手」を中心にレポートします。

 初代スペーシアギアは、軽スーパーハイトワゴンの中でも珍しいSUVテイストのアクティブなデザインで2018年12月に登場しました。

 昨今のアウトドアブームは、今や日常の一部として楽しむというスタイルに変化しつつあります。そんな新しいアウトドアライフに寄り添うように設計されたのが、このスペーシアギアです。

 9月に発売された2代目の新型スペーシアギアは、先代モデルから引き継いだ「無骨かわいい」コンセプトを継承し、実用性とデザイン性を兼ね備えた“道具感”を感じさせる仕上がりになっています。

 内装はアウトドアツールのような質感やカラーリングで統一され、オレンジのアクセントカラーや遊び心あふれるイラストタグがポイントです。

 また、ラゲッジフロアには防水タイプが採用されており、濡れたアウトドアギアや汚れた靴を気にせず載せられる工夫が施されています。

 そしてスペーシアギアは、軽スーパーハイトワゴンならではの高い車高が大きな特徴です。全高は1800mm、室内高は1415mmもあり、中腰での作業や車内の移動がしやすい設計となっています。

 シートアレンジも多彩で、前席を倒し後席とつなげてフラットにできますが、後席の背もたれを完全には倒せないので、旅先での小休止などに使えるものの、車中泊は小柄な人でないと難しいかもしれません。

 一方、助手席の座面と背もたれを前倒しし、後席も畳めば、サーフボードなどの長い荷物を積載することも可能です。

 この状態では段差やすき間が生じるものの、厚めのエアマットを敷いて補正することで、大人1名の就寝ができるでしょう。

 室内高にも余裕があり、身長の高い方でも快適な車中泊を楽しむことができます。

 加えて、2名乗車時には荷室フロアをほぼフラットにすることができ、27インチまでの自転車を収納できる広い荷室空間を実現しています。

 筆者も実際に荷室空間を見てきましたが、軽自動車であることを忘れてしまうほどの広さを実感しました。

 多彩なアクティブシーンにも対応可能な一台といえるでしょう。

■SUVテイストあふれる外観デザインにも注目

 新型スペーシアギアは、アウトドア感あふれる外観のデザインも魅力的で、オートキャンプ場での雰囲気にしっくりと溶け込みます。

 見た目の相性が良いだけでなく、使い勝手の面でも優れたこのクルマは、なにかと荷物の多いアウトドアレジャーや車中泊旅にも適した一台だと感じました。

新型「スペーシアギア」で寝るなら写真のようなシートアレンジで、寝床にはマットを敷くのがベター[スズキ公式サイト・車中泊専門ページ「スズキ式! 車中泊バイブル」より(※写真はノーマルの「スペーシア」です)]

 外観で気になるカラーバリエーションは、2トーンカラー6色とモノトーンカラー3色の全9色展開です。

 どのボディカラーにも、車両のキーカラーである赤みの強いオレンジのサイドドアエンブレムが装備されています。

 これが思いのほかスパイスとして効いていて、どのカラーとも見事に調和しながらも、しっかりとしたアクセントとして存在感を放っているのが印象的でした。

 新型スペーシアギアは標準グレード「HYBRID XZ」と上位グレード「HYBRID XZ TURBO」の2グレード展開で、車両価格(消費税込み)は203万7200円から213万2900円です。

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