トヨタにはワンボックス型のバン「ハイエース」、高級ミニバン「アルファード」を日本で販売していますが、海外ではこれら両車の役割を担う画期的なモデルが展開されており、ネット上では多くの反響が集まっています。
■ハイエースやアルファードも凌駕する!? マルチな最強バンに反響集まる!
トヨタ「ハイエース」は、商業用だけでなく個人のアウトドアやレジャー用途にも高い人気を誇るワンボックス型のバンであり、その多用途性と堅牢な作りが支持を集めています。
しかし、トヨタはハイエース以外にもマルチな用途で使えるバンを展開しており、なかにはトヨタ「アルファード」以上の乗車人数を誇る派生モデルも存在しており、ネット上では多くの反響が集まっています。
そのクルマとは欧州で展開されている「プロエースシリーズ」です。
海外では最新型である「300系ハイエース」の商用モデル及び乗用モデルが各地域で販売されているなかで、プロエースシリーズはシトロエンやプジョー、フィアットなどの企業が統合して誕生したステランティスグループからOEM供給を受けている別のモデルシリーズとして展開されています。
特に豊富なバリエーションが魅力的で、商用車は「プロエース マックス」「プロエース」「プロエース シティ」というラインナップがあり、それぞれ車体の長さや仕様が異なります。
また乗用モデルでは「ヴァーソ」の名が付けられ、幅広い用途に対応する設計となっています。
プロエースシリーズのボディサイズは全長4500mm以下のものから6300mm超えのモデルまで多岐にわたり、異なるホイールベースやボディタイプを用意。
乗車人数も5人から9人まで設定されており、ユーザーは目的に応じて好きな仕様を選択可能です。
商用モデルではハイエース級かそれ以上の積載性を、乗用モデルではアルファード以上に人を乗せられる利便性を兼ねており、実際に欧州市場では一定の支持を得ています。
エクステリアは、2023年のマイナーチェンジで共通のデザイン変更を実施し、特に大きく突き出たボンネットが特徴的。
フロントマスクは鋭いヘッドライトとシンプルながら迫力あるグリルデザインで、全体的に欧州車らしい洗練されたスタイルにまとめられています。
パワートレインのラインナップも豊富で、1.2リッターガソリンエンジン、1.5リッターディーゼルエンジン、2.2リッターディーゼルエンジン、さらにはBEV(バッテリーEV)モデルまで揃っています。
トランスミッションは、ガソリンモデルには6速MT、ディーゼルモデルには6速または8速ATが設定されています。
そんな魅力的なプロエースシリーズですが、日本市場では既にハイエースやタウンエースが商用車として、また「シエンタ」、「ノア/ヴォクシー」、「アルファード/ヴェルファイア」といったモデルが乗用車として幅広く展開されているため、新たにプロエースシリーズが導入される余地は限られているのが実情です。
それでもプロエースシリーズには一定数の支持者が存在し、ネット上では、「ハイエース並に便利そうだし、デザインはこっちの方がオシャレだからいいな」「アルファードより人も乗せられて、デザインも落ち着いていて好き」「乗用モデルでMTあるの楽しそう、欲しい」などの声が寄せられています。
一方で「そんなデカいのはいらん」「もうハイエースに慣れているから使い勝手が変わるのは御免だね」「アルファードより人は乗るけど乗り心地はどうなんだろう」といった意見も見られました。