ラリージャパン2024にて、スペシャルトークショーが開催され、かねてから噂されている「次期セリカ」に関する話が飛び出しました。
■ついに「セリカ」復活か!? どんなクルマになる?
2024年11月21日から24日まで愛知県・岐阜県で開催される「ラリージャパン2024」。
23日には、スペシャルトークショーが開催され、かねてから噂されている「次期セリカ」に関する話が飛び出しました。
セリカといえば、トヨタを代表する名車のひとつで、1970年から36年間7世代にわたって登場してきました。
かつてはラリーでも活躍しており、「セリカGT-FOUR(4代目:ST165、5代目:ST185、6代目:ST205)」が参戦し、輝かしい成績を収めています。
そうしたこともあり、いまでも「トヨタのラリー=セリカ」という人も。
そんなセリカですが、最近およそ20年ぶりに「セリカの復活」がSNSを中心に噂されています。
その理由は、2023年にトヨタの豊田章男会長や佐藤恒治社長がセリカに関する話題を挙げたこと。
さらには様々なラリーやイベントにて、往年のラリー仕様でデモランを何度も行ったことなどが挙げられます。
また2023年秋のラリー北海道では豊田章男会長が「(トヨタに復活を)執行部にお願いしている」と発言したことで、復活の信憑性が高まっていました。
そして今回のラリージャパン2024では、モリゾウ選手(豊田章男会長)とベストカーの本郷氏による公開取材トークショー実施され、そこでもセリカの話題が。以下のようなやり取りがありました。
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本郷氏:お客さんが気になっているのは「セリカがいつ出るか」ということですが、いつなんでしょう?
モリゾウ氏:前も言った通り、私は会長なので執行部にお願いしていますよ。そこにいる中嶋副社長に聞いてみましょう。
※ここでトヨタの中嶋副社長(CTO)が登壇。
中嶋氏:モリゾウさんがいろんなところで、セリカセリカっていうわけですよ。まだね。何も影も形もないのに。僕にプレッシャー与えるわけです。
色々車両の開発にも苦労がありましてですね。いや、でも、これ言っちゃっていいんですかね。
これ公開宣言になるわけで。今まで多分やったことないと思いますがね。『セリカ、やっちゃいます。』
モリゾウ氏:あのね、でも社内的には何も決まってませんから。決まってないですよ。
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またトークショーの後半ではマルチパスウェイの話題になった際に中嶋副社長は「ガソリンや水素、電気、最近ではカーボンニュートラル燃料など色々と手段はあります。こうした新しい技術はセリカも含めてしっかりやっていきたいと思います」と語っていました。
そんなセリカ復活宣言に対して、会場にいた多くのファンからも登場を後押しする歓声がありました。
またトークショー後の個別取材で「セリカをどのようなクルマにしたいか」という質問に対して、中嶋副社長は以下のように話しています。
「昔のセリカは、デートカーとして人気を得ました。またラリーでもトヨタのセリカは人気です。
今後、お客様がデートカーなのか、ラリーなのかどちらを期待するかは分かりませんが、ワクワクするようなクルマにはしたいですね」
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2023年に盛り上がった「セリカ復活」の話題。今回、ベストカーの公開取材でついに「復活宣言!?」が出ました。
今後、どのような形でセリカが復活するのか期待せずにはいられません。