スバル「フォレスター ウィルダネス 2025年モデル」が米国で発表されました。悪路性能を高めたオフロード仕様ですが、どのようなモデルなのでしょうか。
■ゴツい「フォレスター ウィルダネス」どんなモデル?
スバルの米国法人は2024年11月22日、本格SUVの「フォレスター ウィルダネス」の2025年モデルを発表しました。
米国では2024年4月から新型となる6代目フォレスターが販売されていますが、今回2025年モデルが発表されたフォレスター ウィルダネスは、先代の5代目モデルをベースとしたもの。
また、「ウィルダネス(Wilderness)」は北米で展開されるスバルのオフロードグレードで、「アウトバック」と「クロストレック」にも同様の仕様が用意されています。
フォレスター ウィルダネス 2025年モデルは、コイルスプリングとショックアブソーバーを延長したほか、最低地上高は9.2インチ(約233mm)を確保。
タイヤはヨコハマGEOLANDAR(オールテレイン)を装着とマットブラックの17インチアルミホイールが追加されるなど、ぬかるみや濡れた路面、雪道といった悪路での走破性が向上しています。
パワートレインは、2.5リッター水平対向エンジンとリニアトロニックCVTを搭載。シンメトリカルAWDを介して、最高出力182hp・最大トルク176ポンドのトルクを四輪に伝えます。
加えて、最大3000ポンドのけん引能力を持つほか、「トレーラースタビリティアシスト」が標準装備されました。
外観は、六角形のグリル・LEDフォグランプを備えたユニークなフロントマスクや、ホイール周りの大型クラッディング、オフロードでボディを保護するフロントスキッドプレートが装備されています。
また、防眩効果のあるマットブラックデカールは、ボンネットからの光を拡散させてより良好な視界を確保するとともに、存在感のあるスタイリングも実現させました。
内装は、イエローを随所に配したブラック基調のカラーリングで、撥水性のあるシート表皮の採用により優れた機能性も持ち合わせています。
6:4分割可倒式リアシートを倒すと広いラゲッジスペースが広がり、リアゲートの開口幅は51.2インチ(約1300mm)を確保していることから、大きな荷物も楽に積載することが可能。
また、ラゲッジスペースには全天候型マットとカーゴトレイが標準で装備され、泥だらけのギアやブーツを気兼ねなく収納することができます。
さらに、頑丈なラダー式ルーフレールを採用。停車時はルーフトップテントを含む最大800ポンド(約362kg)の荷物を支えることができます。
先進安全性能では、「アイサイト・ドライバー・アシスト・テクノロジー」を標準装備。「アドバンスト・アダプティブ・クルーズ・コントロール」や「プリクラッシュ・ブレーキ」「プリクラッシュ・スロットル・マネージメント」「車線逸脱・揺れ警告」「先行車発進アラート」などを備えました。
※ ※ ※
米国でのフォレスター ウィルダネス 2025年モデルの価格は3万4995ドル、日本円で約537万円。2025年初頭に発売される予定です。