フォルクスワーゲン ジャパンは新型「Passat（パサート）」を発売しました。今回のモデルチェンジで9代目となり、広大な荷室、次世代シャシー採用など様々な進化を遂げているといいます。
■実用性と快適性を備えた次世代ステーションワゴン
フォルクスワーゲン ジャパンは2024年11月25日、新型「Passat（パサート）」の販売を同日より開始すると発表しました。
パサートは、初代の登場から50年以上の歴史があるベストセラーモデルですが一体どのように変わったのでしょうか。
パサートは、1973年に初代モデルが登場。50年以上にわたるロングセラーモデルで、同社の「ビートル」を超える3400万台以上を販売しています。
今回のフルモデルチェンジで9代目となった新型パサートは、欧州のトレンドに合わせワゴン専用モデルとして刷新されました。
ボディサイズは、全長4915mm×全幅1850mm×全高1500mm、ホイールベースは2840mm。
先代よりボディを拡張し、ひとクラス上のサイズ感となっています。ホイールベースは50mm延長され、リアシートの快適性と最大1920Lの荷室容量を実現。ステーションワゴンとして国内最大級の容量を誇ります。
プラットフォームはMQBアーキテクチャーの進化版であるMQB evoを採用。
エクステリアは、従来の“シンプルさ”を引き継ぎつつ、スポーティさと優雅さを両立した精悍な印象です。
薄型のLEDマトリックスヘッドライトとグリルは水平基調のデザインとなり、ワイドさを印象付けます。
専用エクステリアが設定された「R-Line」グレードは、専用メッシュグリルやブラックアウトされたモールなどによりスポーティ感を増し、目を引く仕上がりです。
インテリアは、シンプルかつ洗練されたデザインでまとめられています。運転席・助手席には、リラクゼーション機能付きシートを全グレードに標準装備。
第4世代MIB4システムを搭載した、最大12.9インチのタッチワイドディスプレイが目を引きます。
一部オプションでは室内に心地よい光と風、解放感をもたらす、電動パノラマスライディングルーフを設定可能です。
キャビンスペースは、通常で690L、後席を全て倒すことにより1920Lの大容量を実現します。これは先代と比較し140Lも容量を拡大しています。
パワートレインは、1.5リッターガソリン eTSIマイルドハイブリッドシステム（FWD）と、2.0リッタークリーンディーゼル4WD、そして142kmのEV航続距離を誇るプラグインハイブリッドのeHybridをラインナップしています。
燃費性能は、eTSIで17.4km／L、TDIで16.4／L、eHybridで18.0／L（WLTCモード）です。
機能面では進化した「DCC Pro」が快適な乗り心地と俊敏なハンドリングを両立。また、全自動の「Park Assist Plus」など先進的な運転支援機能も充実しています。
グレード展開は、エントリーグレードの「Elegance Basic」（1.5リッターeTSIのみ）と、車内装備を充実させた「Elegance」、そして専用エクステリアやアルミホイールなどを装着した「R-Line」の3グレードが設定され、パワートレインと組み合わせると全7タイプの展開となります。
カラーバリエーションは、「チリレッドメタリック」「リーフブルーメタリック」「オイスターシルバーメタリック」など全6色設定です。
新型パサートの車両価格（消費税込）は、524万8000円から679万4000円となっています。