ヤマハの原付2種バイク「トリシティ125」は、快適な乗り心地とスタイリッシュなデザイン、さらに経済的な燃費性能が、幅広いユーザー層から支持を得ているモデルですが、一体どのようなバイクなのでしょうか。
■日常から災害時まで幅広い活用法!
ヤマハの原付2種バイク「トリシティ125」は原付2種に分類される、独自のLMW(Leaning Multi Wheel)テクノロジーを採用した、スクーターです。
この技術により、高い安定性と軽快なハンドリングを実現し、2輪が不安な初心者ライダーにも最適なモデルとして人気を集めています。
トリシティシリーズは、ATモデルで運転が容易、さらに3輪という特性から転びにくく、悪路に強い車両として現在では警察車両としても採用されています。
2021年10月にヤマハは「RISCON TOKYO 2021」に出展し、悪路対応防災コミューターとしてトリシティベースの「ラフロードトリシティ コンセプト」を展示し、日常から災害時まで幅広く活用できる車両として提案していました。
原付2種免許で乗ることができ、初心者でも扱い易いバイクですが一体どのようなモデルなのでしょうか。
トリシティ125は、「LMWカテゴリー」のスクーターとして2014年に初登場しました。
2023年にはモデルチェンジが行われ、大幅にアップデートが行われました。
主な変更点として、新型フレームの採用、新設計の「BLUE CORE」エンジンを搭載、操舵性を向上させる新たなLMWテクノロジーを採用、スマートキーなどにより利便性が向上しました。
トリシティ125は、全輪が2つあるLMW構造により通常のバイクにはないダイナミック感が特徴です。
大型のLEDヘッドランプを備えたシャープで近未来的なフロントフェイスは、都会的で洗練された印象を演出します。
125ccならではのコンパクトでスリムなボディデザインで、狭い路地などもスムーズに走行が可能です。
足元にはフラット形状のフットボードを採用しており、乗り降りがしやすい上にコンビニフックを使い足元に荷物を置くことが可能です。
シートは、ライダーとパッセンジャーの快適性を重視したシートデザインが採用されており、長時間の運転も安心できます。
シート下のトランクは、容量約23.5リットルの収納があり、荷物やヘルメット等(ジェットタイプなど)を入れることができます。
テールランプは、被視認性を配慮されたLEDライトを備えます。
パワーユニットは、124cc水冷4ストローク単気筒の「BLUE CORE」エンジンを搭載し、スムーズな加速と静かな走行性と燃費性能・環境性能を両立しています。
また、アイドリングストップ機能「Stop & Start System」を装備し、さらなる省燃費を実現。
燃費性能は、WMTCモードで44.9km/L(1人乗車時)です。
機能面では、UBS(統合ブレーキシステム)により安全性が向上し、さらにスマートフォンと連携して車両情報を確認できる「Y-Connect」も搭載されています。これにより、利便性が大幅に向上しました
カラーバリエーションは、2024モデルの新色「マットライトグリーン」と断続色の「ホワイト」「マットグレー」全3色です。
トリシティ125の車両価格(消費税込)は49万5000円です。最大乗車定員は2名です。