トヨタのインドネシア法人は2024年11月22日から12月1日まで開催の「GAIKINDO ジャカルタ オートウィーク (GJAW) 2024」へ「キジャン イノーバ ゼニックス HEV」を展示しました。
■4.7mボディに高い悪路性能を備えた「イノーバ ゼニックス」
トヨタのインドネシア法人は2024年11月22日から12月1日まで首都ジャカルタ西部で開催の「GAIKINDO ジャカルタ オートウィーク (GJAW) 2024」へブース出展を行いました。
ブースでは、「キジャン イノーバ ゼニックス HEV」を展示し、試乗会も実施されています。どのようなクルマなのでしょうか。
イノーバは、2004年から主に東南アジアなどに向けて展開している3列シートミニバンです。東南アジア地域に残る未整備路に向けた高い車高や最低地上高を持つほか、後席ドアはヒンジドアが採用されています。
なお販売する地域により「イノーバ ハイクロス」や「ゼニックス」など異なる車名が用いられています。
現行モデルは2020年に登場した3代目で、台形グリルや鋭いヘッドライトを採用し、存在感のあるフロントフェイスやメッキパーツなどを多用したエクステリアで高級感を演出。
インテリアは直線的なインパネやステッチを施したシートを備えるなど、上質なイメージをもたせています。
上級モデルでは10インチのリアエンターテインメントモニターやブルーのアンビエントライト、パノラマルーフなどを備えています。
プラットフォームには、コンパクトSUV「カローラクロス」や「C-HR」と同様のTNGAプラットフォーム(GA-C)を採用。
コンセプトは「イノベーティブ・マルチパーパス・クロスオーバー」で、耐久性や快適性などあらゆる要素を兼ね備える“マルチに活躍できるクルマ”となっているといいます。
ボディサイズは全長4755mm×全幅1850mm×全高1795mmで、ホイールベース2850mm。最低地上高は185mmとなっています。
パワートレインは、システム最高出力約186馬力・最大トルク188Nmを発揮する2リッター4気筒「ダイナミックフォース」ガソリンエンジン+モーターによるハイブリッドのほか、通常の2リッターガソリンエンジンもラインナップ。駆動方式は前輪駆動(FF)です。
安全装備はSRSデュアルエアバッグや前後のパーキングセンサーをはじめ、VSC(ヴィークルスタビリティコントロール)、ヒルスタートアシスト、パーキングカメラを装備しています。
価格は、4億3040万ルピア(約419万円)から6億3060万ルピア(約613万円)までとなっています。
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このほかGJAW 2024では、「ハイラックス ランガ」や「ヤリス クロス HEV」などが展示されました。