日産は2024年10月17日、4代目となる新型「ムラーノ」を発表し、2025年初頭にアメリカとカナダで販売するとアナウンスしました。このクルマについて、現在日本国内でもさまざまな反響が出ています。
■日産新型「ムラーノ」に「欲しい!」の声
日産は2024年10月17日、4代目となる新型「ムラーノ」を発表し、2025年初頭にアメリカとカナダで販売するとアナウンスしました。
このクルマの概要と、現在日本国内で出ている反響を紹介します。
ムラーノは、日産が製造、販売するクロスオーバーSUV。初代モデルが登場したのは2002年で、当初は北米専売車としての登場でした。
発売直後から日本国内での販売を望む声が多く、2003年に開催された「第37回東京モーターショー」で参考出品したところ、予想以上の反響があったため、2004年から日本国内でも販売開始しました。
2008年に2代目モデルが登場し、2015年の生産終了とともに日本国内での販売は終了してしまいましたが、北米や中国では3代目モデルが登場し、販売継続。
今回発表されたのはその3代目モデルに続き、フルモデルチェンジした4代目モデルです。
ボディサイズは、全長4900mm×全幅1980mm×全高1725mm、ホイールベースは2825mm。
エクステリアは、最新の日産のデザインアイデンティティであるデジタルVモーショングリルを採用したフロント部分や、左右に広がったLEDテールライト、専用ツートンカラーによって表現された、流麗でモダンなルックスとなっています。
インテリアは、2つの12.3インチディスプレイ、64色のアンビエントライティング、マッサージ機能つきのフロントシートを装備し、高級感あふれる仕上がりです。
パワートレインは、日産独自の2.0リッターVC(可変圧縮比)ターボエンジンを搭載。パドルシフトつきの9速ATと組み合わせ、最高出力244馬力・最大トルク353Nmを発生します。
安全装備として、全方位運転支援システム「セーフティシールド360」を全モデルに標準装備しているほか、高速道路での走行をサポートする「プロパイロット」などの機能を装備。
価格は未発表で、発売時に発表される予定です。
このような特徴を持つ新型ムラーノに対し、現在日本国内でさまざまな反響が出ています。
まず見られるのが、「いいね。現行の新デザイン言語と、『アリア』のすっきりしたラインを上手く融合させた感じ?」「アリアの内燃機関モデルが欲しい~って人にはかなりツボかもしれないな」「顔つきは、アリア、『SAKURA』、『オーラ』のデザインに、『キックス要素』を足した感じのフロントマスク」「アリアを力強い感じにしたイメージ。日本でも売りゃあいいのにって思った」「アリアみたいな顔でかっこよくていいな」とデザインを称賛する声。一方「角度によってはレクサス『RX』か『ハリアー』か『ZR-V』に見えるのは俺だけ?」という、他車に似ていることを指摘する声もありました。
次に見られるのが、「日本でも売ってくれー」「これは日本で販売してほしい。売れる予感しかしない」「めっちゃ良いじゃん!! 一時期ハリアーと競争力のあったムラーノ。もう一度日本で売ってほしい。インフィニティは無理でもせめてこのくらいは日本で販売しませんか?」「思い切って日本に導入しちゃえばいいのに…」「なかなかいいなぁ。国内復活はないのかな…?」「車内のデザインとかかなりいい感じ。ただ、日本では出ないんだろうなぁ。残念」という、日本国内での販売を望む声。
もともと日本で販売していただけに、あったものが無くなってしまったことに寂しさを感じるユーザーは多く、少し頑張れば日本国内でも復活させられるのではないか、と考えるのは自然な思考でしょう。
つづいて見られるのが、「かっこいいなぁー!! アメリカだと小排気量ターボ=エコな感じなのでしょう。e-POWERも出せばいいのに。それは日本向け?!」「国内に入れようとすると多分日産の采配的にe-POWER 1本になりそう」という声。
パワートレインがガソリンエンジンのみであることに対する意見であり、仮に日本国内で発売されるならe-POWERモデルも当然用意されるだろう、との予想でした。
そして見られるのが、「めっちゃカッコイイ。最近の日産車のデザインすごく良いですね。サイズ的にはエクストレイルよりデカいんだろうか?」という、サイズに関する疑問の声。
エクストレイルよりも新型ムラーノのほうが全長は240mm、全幅は140mm、全高は5mm、ホイールベースは120mm大きく、すべてにおいてエクストレイルの現行モデルよりも大きく設計されています。
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2014年の3代目モデル登場から、約10年ぶりにフルモデルチェンジされたムラーノ。
海外での販売ながら日本国内での反響はかなり多く、たくさんのユーザーが日本での復活を願っていることがわかります。
初代モデルのときも、日産の予想以上の反響があったことがきっかけで国内販売されたわけですから、同じ現象が起きることを願わずにはいられません。