2022年に登場した6代目ホンダ「ステップワゴン」の生産終了がSNS上などで噂されています。これは一部仕様変更に向けたものなのでしょうか。もしマイナーチェンジが行われるのならば、どういった点が変わるのでしょうか。
■ステップワゴン生産終了近づく、何が変わるのか
6代目ホンダ「ステップワゴン」が2022年に登場してから2年以上経ち、生産終了やマイナーチェンジが行われるという噂もあります。
そのなかでホンダ販売店にはどのような声が寄せられているのでしょうか。
ステップワゴンはミドルサイズながらも、広い車内空間や実用性の高さがユーザーから高く評価されているミニバンです。
現行モデルは、2022年5月に「素敵な暮らし」というコンセプトを掲げて登場した6代目です。
ボディサイズは4800mm?4830mm×全幅1750mm×全高1840mm?1855mmです。
現行モデルには大きく分けて「エアー」と「スパーダ」の2つのグレードが設定されています。
エアーではエクステリアにクリーンでシンプルなデザインに細かいメッキモールを施し、上質感を表現。
インテリアは温かみのある明るいカラーを採用し、自宅のリビングのような安心感のある室内空間が実現されています。
一方で、スパーダの外装には、リアに向けての流れをイメージできる造形を採用。また、ワイドかつ重厚なフロントグリルとボディ下端全周にメッキのモールにより力強い佇まいとなっています。
そして、内装にはスタイリッシュな印象を与える落ち着いたダークトーンのカラーで上質な室内空間を仕上げています。
また、スパーダをベースとして、上位モデルの「スパーダプレミアムライン」を設定。
エクステリアにプラチナ調クロームメッキ加飾、インテリアにスエード調表皮とプライムスムースのコンビシートなどを採用し、質感と機能を充実させています。
すべてのモデルで家族の成長に合わせた多彩な使い方ができるように、シートアレンジを採用。
2列目シートは前後のロングスライドだけではなく、左右にもスライドできる構造となっています。
3列目は、着座位置を高くするとともに、前方の座席の形状を工夫することで、開放的な視界を確保しています。
また、パワートレインはハイブリッドモデルとガソリンモデルの2種類を設定。
前者ではホンダ独自の2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」が採用されており、様々なドライブモードを使い分けることが可能です。
一方で、ガソリンモデルでは、静粛性の向上と高出力化を実現した、1.5L 直噴 VTEC TURBOエンジンが搭載されています。
安全装備には2022年時点で最新の安全運転支援システム「Honda SENSING」を全タイプ標準装備。
そんなステップワゴンが2025年4月に生産中止されるという噂がありますが、本当なのでしょうか。また、それは改良に向けたものなのでしょうか。
関東圏のホンダ販売店担当者は次のように語ります。
「2025年4月に1度生産中止となると聞いています。
確実ではありませんが、マイナーチェンジに向けたものだと考えられます。
変更内容については、おそらく『エアーの装備が不足している』、『スパーダとの装備差が大きすぎる』というユーザーからの声に対応する形になると考えられます。
装備を整えると同時に値上げも行われる見込みです」
また、関西圏のホンダ販売店担当者は以下のように話します。
「2025年4月にはステップワゴンの全モデルが生産終了となります。
その後、マイナーチェンジが行われて販売再開するのは同年の夏以降だと考えられます。
変更点については、主に装備の見直しと、現在の原材料などの高騰による値上げだと思います。
価格の上がり幅はモデルによって異なると思いますが、大体10万円程度になるのではないでしょうか。
この件についてお客様から多くの問い合わせがあり、『どのような点が変わるのか』、『価格はどのくらい上がるのか』といった質問を多く頂きました」
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ステップワゴンは2024年4月に終了したのち、夏以降にマイナーチェンジしたモデルが登場するのではないかとのことです。
どちらの店舗でも今回のマイナーチェンジは装備に関する点であり、値上げをするのではないかという意見がありました。
現在の価格はガソリンモデルが「エアー(FF)」の316万9100円から「スパーダプレミアムライン(4WD)」の387万3100円。
ハイブリッドモデルが「e:HEVエアー(FF)」の355万3000円から「e:HEV スパーダプレミアムライン(FF)」の406万6700円です。
これまでもホンダは各モデルで価格改定を行ってきましたが、5万円から10万円くらい上がっていました。
そのため、もしステップワゴンの価格が改定される場合には同様の動きがあると予想されます。