2024年10月29日、スズキは高い人気を誇る伝統的なバイク「KATANA(以下、カタナ)」の新型モデルを発売しました。販売店ではどのような反響があるのでしょうか。
■スズキの歴史あるバイク「KATANA」に新型モデル登場!
2024年10月29日、スズキは高い人気を誇る伝統的なバイク「KATANA(以下、カタナ)」の新型モデルを発売しました。
販売店ではどのような反響があるのでしょうか。
カタナは日本刀をイメージした前衛的なデザインのバイク。1980年のドイツ・ケルンショーに出品し、翌年ほぼそのままのスタイルで発売してバイクファンの注目を集めた「GSX1100S KATANA」を原点とし、最新技術を搭載した大型二輪車です。
開発コンセプトは「Forging a New Street Legend(新たなるストリートバイクの伝説を鍛造する)」で、刀鍛冶が鋼を叩いて鍛え上げ、丹念に強靭な刀を作り上げることと、「KATANA」を鍛錬して作り上げたことを比喩的に表現しています。
斬新なスタイリングと高性能で人気を博していたものの、2000年に生産が終了。
それから18年後の2018年、ドイツで開催された「インターモト2018」で復活し、全面刷新によって全く新しい姿へと進化しました。
外観は、従来の日本刀をモチーフとしたデザインは受け継がれ、角形のLEDヘッドランプや刀の切先をイメージしたLEDポジションランプを採用。
またターンシグナル付スイングアームマウントリアフェンダーを採用し、車体後部のシート下をすっきりとさせた外観としています。
エンジンには「GSX‐R1000」用の1リッターエンジンを搭載し、低回転域での力強いトルクと高回転域でのパワフルなエンジン特性を発揮。
2022年には電子制御システム「S.I.R.S.」を追加し、ライダーに忠実に応えるスロットルフィーリングを実現しています。
今回の発表では、新色2色が設定された新型モデルが明らかとなりました。
なお、新型モデルは2024年9月8日に静岡県浜松市で開催された「KATANAミーティング2024」でサプライズ公開されました。
外装色には、「パールビガーブルー」と「ミスティックシルバーメタリック」の2色を設定。
パールビガーブルーは、インパクトの強い濃いブルーをメインに、ブラックホイールで引き締まった印象。
ミスティックシルバーメタリックは、ホイールの色にゴールドを採用しリア周りの配色をブラックに変更。かつてのカタナを彷彿とさせ、レトロ感を高めています。
新型カタナの車両価格(消費税込)は、166万1000円です。
※ ※ ※
販売店での反響について、担当者は以下のように話します。
「カタナは昔から人気の高い定番モデルですね。
ユーザー層でいうと昔のバイクがオマージュされていて、昔からのファンでいてくれている年配層の方が多いです。
また20、30代でカタナが好きで支持する方も多数いらっしゃいます。
今回発表されたカラーリングはどちらも人気で、偏りはないですね。
またお客さまによっては2024年式の色が好みでそちらを選ばれる方もいらっしゃいます。
また女性からの支持については、「バイク自体乗られている方が多くないですが、なかにはいらっしゃいます。検討される方はかなり重さがあり操縦が難しいので、一度車両にまたがって確かめてみることをおすすめします」と話していました。