大阪市民の悲願!? 天満橋~淡路の「淀川新橋」計画に反響多数「早くして」「本当に出来るの?」新たなスーパー南北軸「新庄長柄線」のスゴさとは
■大阪市中心部の「橋空白地帯」に新たな橋
大阪市の中心部の新たな南北軸となる道路「新庄長柄線」計画に、反響が集まっています。
一体どのようなルートで、どのような声が上がっているのでしょうか。
新庄長柄線は、北区と東淀川区を直結する都市計画道路です。
中心部の主要南北軸のひとつである「谷町筋」「天満橋筋」をさらに北へ延伸する形で、淀川に架かる新たな橋で、東淡路の淀川通へ直結します。
十三から淀川沿いに東進してきた淀川通は、東淡路でポキっと北東へ向きを変えますが、この北東へ向かう部分が、新庄長柄線の一部なのです。
このあたりは梅田や天満橋方面など、繁華街に近いにも関わらず、淀川の北側へ渡る橋が多くありません。
たとえば天神橋筋はそのまま「長柄橋」で淀川通に直結しますが、その先がT字路になっていて交通流の逃げ場がなく、渋滞が課題となっています。その上流の橋というと、約3km先の城北筋の「菅原城北大橋」しかありません。
新庄長柄線の新たな橋が開通すれば、中心街と東淀川区の中心部が直結されることになり、移動がスムーズになることが期待されます。
気になる進捗ですが、まずは東淡路で、新橋が堤防から下りてくるスペースを確保するため、拡幅工事の真っ最中です。
橋本体については、事業化すらまだの状況。2026年までに着手すべきとされた工区リストにも無く、めだった進展は見られない状況です。もっとも2026年以降の新たな道路整備プログラムでは、いよいよ事業着手に向けて優先工区に選ばれるかもしれません。そうなるかどうかは、市の財政状況とも相談することとなります。
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大阪市の新たな動脈として期待される新庄長柄線に対し、ネット上では「確かに、吹田や上新庄方面から天満橋や谷町方面に行くには、長柄橋まで行くか菅原城北大橋まで迂回するしかない。朝の淀川通も混んでるし、早期の着工が望まれる」など、現在の交通状況への課題意識とともに期待する声が見られます。
また「この道路と一緒に、東淀川区内の東西道路もしっかり整備してほしい」という要望のコメントも。
いっぽうで「本当に出来るの? 阪急淡路(の高架化工事)も遅延してるし」「50年位前から計画あるよね」など、進みの遅い大阪の道路整備事情を嘆く声もありました。