スズキ「アドレス125」は、その軽快な走りと高い実用性から、多くのユーザーに支持されています。一体どのようなバイクなのでしょうか。
■進化を重ね“角”が取れたアドレス125
スズキ「アドレス125」は、軽快な走りと経済性を重視して設計された原付2種に分類される125ccのスクーターです。
アドレスシリーズは、信頼性と実用性を兼ね備えたスクーターとして長年にわたり支持されているモデルです。
スズキ「アドレスシリーズ」の歴史は1987年に登場した「アドレス50」に始まります。
1990年にモデルチェンジを行い「アドレスV50」へ車名を変更し、1991年には派生モデルの「アドレスV100」が登場。
2005年には「アドレスV125」が登場し、このモデルから4ストロークエンジンを搭載しました。アドレスV125は乾燥重量85kgという車重の軽さから軽快な走行性がユーザーに評価され「通勤特急」という別名が付けられていました。
そして2022年に現行モデルの「アドレス125」が登場しました。
現行モデルは、デザインが刷新され、従来モデルのシャープな印象から丸みのあるフレンドリーなデザインへ変更されています。
さらに全輪タイヤが10インチから12インチにアップ、LEDヘッドライトやUSBソケットの追加など、現代のニーズに応える装備が充実しました。
パワーユニットは、124cc空冷単気筒SEP(スズキ・エコ・パフォーマンス)エンジンを搭載。燃費性能はもちろん、滑らかな加速感と十分なパワーを兼ね備えています。
燃費性能は、WMTCモードで53.8km/Lと経済性にも優れています。
外観は、都会的でシンプルなデザインが特徴です。
フロントにはメッキが施されたヘッドライトリムやLEDヘッドライトが採用され、視認性とスタイリッシュさを両立。
丸みを帯びたボディデザインに重厚感のある金属の質感を採用し、豊かなボリュームと温かみを表現しています。
シートはフラットでクッション性が高く、長時間の運転でも疲れにくい設計です。また、前後連動式ブレーキ(コンビブレーキ)を採用しており、安定した制動力を提供します。
足回りは、12インチのフロントホイールと10インチのリアホイールを装備し、安定感と快適な乗り心地を実現。
また、軽量な車体設計により、スムーズな加速と軽快なハンドリングが楽しめます。
機能面では、ワンプッシュで始動可能な「スズキイージースタート」を採用。さらにフロントポケットにUSBソケットを装備しており、スマートフォンの充電が可能です。また、容量21.8Lのシート下収納スペースも確保されており、ヘルメットや日用品の収納に便利です。
カラーバリエーションは、「ダークグリーニッシュブルーメタリック」「マットボルドーレッドメタリック」「パールミラージュホワイト」「マットブラックメタリック」の全4色です。
アドレス125の車両価格(消費税込み)は、27万3900円。最大乗車定員は2名です。