トヨタ「RAV4」に新モデル「オブシディアン ファントム エディション」を追加したとトヨタ台湾法人が発表しました。一体どのような仕様になっているのでしょうか。
■トヨタ「RAV4」とは?
2024年12月1日、トヨタ台湾法人は「RAV4」のラインナップに新型「オプシディアン ファントム エディション」を追加し発売したことを発表しました。
RAV4は、1994年に初代がデビューし、当時の日本市場において爆発的なヒットを記録しています。初代RAV4は、現行モデルとは異なり全長3.7m台のコンパクトSUV(当時はまだSUVという言葉はなく、RVなどと呼ばれていた)で、そのサイズは2代目まで続きました。
現行モデルは、2018年にフルモデルチェンジを受けた5代目で、同年12月から北米市場で販売が開始され、日本市場では2019年4月に発売されました。
既にデビューから6年ほどが経過していますが、今まで数回の一部改良が実施されたもののマイナーチェンジは行われていません。
RAV4のボディサイズは、全長4600〜4610mm×全幅1855~1865mm×全高1685~1690mm(日本仕様)のミドルクラスのSUVとなっています。
またそのスタイルは、オフロードを強く意識したワイルドでタフな印象を見る人に与えています。
パワートレインは、直列4気筒2.0リッターガソリンエンジンにCVTの組み合わせと、直列4気筒2.5リッターハイブリッドの2種類を設定(日本仕様)、駆動方式は2WD(FF)と4WDがラインナップしています。
なお、北米仕様ではガソリン車が2.5リッター&8速ATとなるなど、各国の市場に合わせてパワートレインが変更されていますが、台湾仕様のパワートレインは日本仕様と同じとなっています。
■RAV4に新型「オブシディアン ファントム エディション」が追加発売
2024年12月1日に行われたトヨタ台湾法人の発表の冒頭で、RAV4が台湾における輸入SUVの販売台数No.1を獲得していることを伝え、新型「オブシディアン ファントム エディション」の発売を発表しました。
このモデルは、専用のエクステリアデザインを採用し、フロントにオブシディアンブラックのバンパー、フォグランプ、ロアエアインテークダクト、Bi-BeamLEDヘッドライトなどを装備しています。
また、フェンダーのクラッディングにもオブシディアンブラックをあしらい、18インチ10本スポークのアルミホイールも同色で統一しています。
さらに、ルーフもオブシディアンブラックで塗装した2トーンカラーを採用、加えてリアバンパーもオプシディアンブラックにして全体を引き締めています。
オブシディアンとは「黒曜石」のことで、要所要所を同じブラックで統一することで、高級感とファッション性を訴求したスタイルにまとめあげています。
ボディカラーは、「プラチナ ダイヤモンド ホワイト」「スター ダイヤモンド シルバー」「ストーン デザート ブルー」「ユンヘ グレー」の4色のみと、オブシディアンブラックを引き立てるカラーのみが設定されています。
装備面では、パノラマミック電動サンルーフやルーフラックを装備、インテリアではシートとトリムに専用のブルーステッチをあしらっています。
また、12.3インチのタッチスクリーン、インテリジェントデュアルゾーンオートエアコン、ワイヤレス充電ポート、キック感応式電動テールゲートといった快適性、利便性を向上させる装備を充実させています。
オブシディアンファントムエディションは、ハイブリッド・2WDのみに設定され、車両価格は124万台湾ドル(1台湾ドル=約4.6円の為替レートで約570万円)となっています。