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日産「次期型マーチ!?」 斬新「丸目ライト」の旧車デザイン&ガバッと開く「大開口ドア」採用! “超静音モデル”予定の「20-23」公開から期待されることとは?

くるまのニュース 2024年12月11日 18時10分

日産の主力コンパクトカーとして長らく親しまれてきた「マーチ」ですが、次世代のEVとして再登場する可能性が浮上しています。果たしてマーチが復活する可能性はあるのでしょうか。

■「マーチ」はEVになって復活する!?

 かつて日産の主力コンパクトカーとして長らく親しまれてきた「マーチ」。
 
 1982年に初代モデルが誕生して以来、同社のエントリーモデルとして広く愛され、日本市場でも重要な存在でしたが、2024年12月現在では日本での販売は終了しています。
 
 そんなマーチが、次世代のEVとして再登場する可能性が浮上しています。

ティザー公開された日産の「丸目コンパクトカー」は次期「マーチ」!?

 2024年3月に発表された日産の中期経営計画「The Arc」では、2026年までに世界市場向けに30車種、日本市場向けに5車種の新型車を投入することが示されました。

 この5車種の中に次世代マーチが含まれるかどうかが注目されています。

 過去に日産は2022年の「Alliance 2030」において、マーチの欧州版である「マイクラ」の次世代モデルをEVとして市場に投入する計画を発表しました。

 このモデルは日産がデザインを担当し、ルノーが開発を担う形で進められています。

 製造はフランス北部のルノー・エレクトリシティ工場で行われる予定で、CMF-BEVと呼ばれるEV専用プラットフォームが採用されます。

 このプラットフォームは年間25万台規模の生産を目指し、日産に加えルノーやアルピーヌといったグループブランドでも利用されます。

 公開された次世代マイクラのデザインイメージは、2002年に登場したK12型マーチを彷彿とさせる丸みを帯びた特徴的なフォルム。

 さらに、2023年9月にはイギリスの日産デザインスタジオから「コンセプト20-23」というスポーティなデザインコンセプトが発表されました。

 同車は3ドアハッチバックのボディスタイルを持ち、フロントとリアには空力性能を高めるための大きなエアロパーツが装着されています。

 ヘッドライトは上下に分かれた半円形のLEDユニットで構成され、シンプルながら未来的な印象を与えます。

 車内はレーシングカーのようなスポーティさが際立つデザイン。

 シザードアを採用したドア構造や、バケットシートを装備したインテリアは、実用性よりも走りを追求した印象を与えます。

 こうしたデザインは、次世代マイクラがEVとしての性能だけでなく、感性に訴えるクルマとしても進化していることを示しています。

 一方、日本ではすでに軽自動車EV「サクラ」がヒットを記録しており、小型車市場でのEVの可能性が実証されています。

 もし次世代マーチが日本市場に導入されると、日産のEVラインナップはさらに強力なものとなるでしょう。

 現在の日産のEVラインナップには、軽自動車の「サクラ」、Cセグメントハッチバックの「リーフ」、そしてフラッグシップSUV「アリア」が含まれています。

 ここに次世代マーチが加われば、軽自動車からコンパクトカー、ミドルSUVまで幅広い層をカバーする、業界でも屈指のEVラインナップが形成されるでしょう。

 復活が示唆されている次世代マーチですが、仮に発表されたとしても、日本市場に導入されるのか、その詳細はまだ明らかになっていません。

 しかし、過去のマーチが築いてきた伝統と、次世代モデルが持つ先進性が融合することで、新たな時代の日産を象徴するモデルとなる可能性は十分にあります。

 その登場を心待ちにするファンは多いことでしょう。

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