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スバル最新型「ステーションワゴン“SUV”」がスゴイ! 斬新「光るフェンダー」&旧車デザイン採用! タフ顔の「アウトバック ブーストギア」とは

くるまのニュース 2024年12月13日 15時30分

スバルは「東京オートサロン2024」で「レガシィ アウトバック ブーストギア パッケージ」をTOYOタイヤブースに出展していました。これはどのようなクルマだったのでしょうか。

■ワイルドなアウトバック?

 2024年1月に開催された「東京オートサロン2024」で、スバルは「LEGACY OUTBACK BOOST GEAR PACKAGE(レガシィ アウトバック ブーストギア パッケージ)」を初披露していました。

 「レガシィ アウトバック」は、スバルが製造・販売するアッパーミドルクラスのクロスオーバーSUVで、現行モデルは2021年7月にフルモデルチェンジを受けた通算5代目となります。

 初代は、1995年にデビューした「レガシィ グランドワゴン」で、レガシィシリーズのクロスオーバーSUVとしてラインナップに加わりました。初代レガシィは、かつてスバルの中核モデルとなっていた「レオーネ」の後継車の位置づけでもありました。

 なお、2024年10月24日の特別仕様車「30th Anniversary」の発表時に、レガシィアウトバックの日本市場での販売が2025年3月末で終了することがアナウンスされていますが、東京オートサロン2024では「レガシィ アウトバック ブーストギア パッケージ」が大きな注目を集めました。

初代レオーネなデザインも採用!?

 レガシィアウトバック ブーストギアパッケージは、東京オートサロン2024のスバルのブースではなく、「TOYOタイヤ」のブースで展示されました。

 このクルマは、スバルが「もっと遠くへ、もっとたくさんの経験を、もっと長い間遊びたくなるOVERLANDER」をテーマにレガシィアウトバックをカスタムした”ブーストギア”コンセプトカーでした。

 ブーストギアとは、アウトドアライフを楽しむユーザーを「ブースト(後押し)」する「ギア(アクセサリーパーツ)」のことで、スバルはアクセサリーパーツの未来形ともいえる画期的なパーツを開発していました。

 スバルがコンセプトとした「OVERLANDER(オーバーランダー)」とは、主にアメリカやオーストラリアの広大な原野で、野営しながら旅をするという意味の言葉で、今回のカスタムカーのイメージとしていました。

■●パーツは3Dプリンターで作成し、自由度を高めた

 レガシィアウトバック ブーストギアパッケージで最も目を引くのが、後部に接続されたトレーラーでした。

 このトレーラーは、けん引免許不要なサイズで軽自動車登録となる最大積載量350kgの区分に該当するもので、トラックの荷台のような造形をしていました。これについてスバルは、ピックアップトラックをラインナップしていないメーカーではありますが、ピックアップトラックの楽しさを知って欲しいという思いを込めて制作したと言っていました。

 ルーフには大容量の樹脂製カーゴトランクを載せていました。このカーゴトランクは、左右両側から跳ね上げ式のリッドを備えており、カーゴ内は車両方向に対して左右に別れる隔壁を設け、長尺ものの収納にも対応していました。

 また、クラッディングやドアミラーには傷付き防止塗装が施され、ブーストギアのブランドカラーとなっているターコイズブルーのアクセントを随所に施していました。

 おもしろいのは、クラッディングにはスマートフォンを差して自撮りができるように溝を設けていたり、鍵をつけた収納を内蔵していたり、ドアパネルにドアサイドプロテクターを装備しマグネットを付けたり、随所にロープを掛けられるようにしているところでした。

 フロントマスクでは、IPFのマーカーランプを埋め込んだノーズガーニッシュを装着し、スバル初代「レオーネ」をイメージしたフロントグリルが装着されていました。

 興味深いのは、このフロントグリルが3Dプリンターで印刷して作られたものだったことで、カスタムの幅をより一層広げる夢のある提案をしていたことでした。前述の、スマートフォンホルダーを内蔵したクラッディングや収納なども3Dプリンターで制作されたものでした。

 オフロードタイヤは、レガシィアウトバック ブーストギアパッケージでコラボしたTOYOタイヤ(これがスバルブースでなくTOYOタイヤブースで展示された理由に)の「オープンカントリー A/T III」を履き、”オーバーランダー”感を強めるアイテムでありながら、悪路走破性の高いレガシィ アウトバックをさらに強化するものとしていました。

  2025年開催の東京オートサロンでは、スバルはどんなクルマを出展するのでしょうか。期待が高まります。

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