昨今の日本市場で売れ筋のミニバンといえば、トヨタ「シエンタ」やホンダ「フリード」などのコンパクトミニバンが挙げられます。対して現在の日産は、日本市場で両ライバルに対抗するコンパクトミニバンをラインナップしていません。ただ、近しいモデルは存在していました。
■日産にお願い! シエンタ&フリード対抗のコンパクトミニバンを…出して!
昨今、日産の経営に関する報道が多く見受けられます。ユーザーからも「日産大丈夫?」という声が聞かれている状況です。
そうした中でユーザーが「このクルマが出ればいいのに」というものに、コンパクトミニバンが存在します。
どのようなモデルが望まれているのでしょうか。
昨今の日本市場で売れ筋のミニバンといえば、トヨタ「シエンタ」やホンダ「フリード」などのコンパクトミニバンが挙げられます。
対して現在の日産は、日本市場でコンパクトミニバンをラインナップしていません。
コンパクトミニバンはその名の通り、車体サイズが小さいながらも、最大7人が乗れる室内空間を有するモデルです。
そのため、多人数での移動や大きな荷物、車中泊といった様々な使い方が出来ます。
さらには、シエンタなら199万円から、フリードなら250万円からと昨今の新車の中では手が届きやすいのも魅力のひとつです。
そんな人気のあるコンパクトミニバンですが、前述の通り現在の日産ミニバンラインナップは乗用車の「セレナ」「エルグランド」と商用車をベースとする「NV200バネット(ワゴン)」「キャラバン(ワゴン)」があります。
そんなミニバンラインナップについて首都圏の日産販売店は次のように話しています。
「かつて日産のミニバンには、現在もあるセレナやエルグランドをはじめ、乗用ミニバンとしてはキューブキュービック、ラフェスタ、ウイングロードなどがありました。
背の低いモデルからコンパクトなものまでお客様のニーズに合わせて提案出来ていました。
しかし、現在はミドルサイズのセレナと、ラージサイズのエルグランドのみです。
一応、NV200バネットやキャラバンもワゴンはありますが、お客様が求めるニーズに必ずしもマッチしているわけではありません。
そのためお客様からは『日産もコンパクトミニバンを出して欲しい』『シエンタやフリードの日産版が欲しい』と要望を頂いていました」
SNSでも「日産が好きだけど、安価で扱いやすいミニバンが欲しい」、「キューブキュービックのような小さいミニバンが欲しい」などの声も。
また実際にコンパクトミニバンを検討しているユーザーのAさんは「マーチ、セレナと日産車を乗り継いできたのですが、次のクルマとしてコンパクトミニバンを検討しています。ただ、いまの日産にはないので、シエンタかフリードのどちらかにしようと思っています」と話しています。
■イマ買える! 日産のコンパクトミニバンは? 意外とアリな日産車とは
そうした中で現在販売されるNV200バネットには、商用の「バン」と乗用の「ワゴン」が用意されており、5人乗の2列シート車「16X-2R」と、7人乗の3列シート車「16X-3R」を設定。
ワゴンの特徴として日産は「すべての乗員が快適に移動できるよう、ゆとりの居住空間を実現している。もちろん、後席をコンパクトに折りたたむことで、広々としたラゲッジスペースも確保。人も荷物も運べて、多彩なスタイルに対応できるフレキシブル・ワゴン」と説明しています。
ボディサイズは、セレナよりもひとまわり小さい全長4400×全幅1695×全高1855mm(最大サイズ)です。
パワートレインは1.6リッター直列4気筒ガソリンにATを組み合わせています。
見た目はバン、ワゴン共に大きな違いはありませんが、16X-2Rと16X-3Rには次のような装備が標準で備わっています。
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●カラードバンパー&ドアハンドル
●フロントグリル(メッキ)
●電動格納式リモコンドアミラー(カラード)
●フォグランプ
●UVカットグリーンガラス〈フロントドア〉
●センターコントロールフィニッシャー(シルバー色)
●インサイドフロントドアハンドルフィニッシャー(シルバー色)
●フルトリム+荷室天井トリム(成形)
●上下調整式ヘッドレスト〈全席〉
●ジャージシート
●4スピーカー
●全席ELR付3点式シートベルト
●インテリジェントキー(運転席・助手席・バックドア感知)&エンジンイモビライザー(国土交通省認可品)
●リヤクーラー(16X-3Rのみ)
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そんなNV200バネット(ワゴン)を現在所有しているBさんは「元々はセレナに乗っていましたが、趣味の釣りや車中泊でも汚れなどが気にならないNV200の3列にしました。もちろん長距離などは辛い部分もありますが、あまり他の人と被らないので、そこが気に入ってます」と語ります。
そんなNV200バネットですが、ワゴンの価格は16X-2Rが243万7600円と16X-3Rが257万6200円です。
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今後の日産がどうなっていくのかという問題は不明確ですが、日本のユーザーとしては「人気の売れ筋ジャンル」のモデルはラインナップして欲しいところ。
SNSなどでは「日産とホンダが提携して、日産版フリードがあっても良いのでは?」という熱望の声もあり、色々な意味で今後の日産から目が離せません。