2024年11月上旬に開催されたSEMAショー2024で、米国トヨタがNASCARの伝説となったレーサー、リチャード・ペティを称えた新型「Supra bird(スープラバード)」を発表しました。これについて多くの反響が集まっています。
■伝説のマシンが現代版として復活!
2024年11月5日から8日にかけて、米国ラスベガスでは世界最大級の自動車パーツ見本市「SEMAショー2024」が開催されました。
さまざまな個性あるカスタムカーが登場しましたが、なかでも米国トヨタがNASCARの伝説となったレーサー、リチャード・ペティを称えた新型「Supra bird(スープラバード)」を発表しました。これについて多くの反響が集まっています。
NASCARとは、楕円形のオーバルコースをストックカー(ストックとは市販車のこと)で走る周回レース。アメリカではほぼ毎週どこかでレースが開催され、毎回超満員となる大人気のモータースポーツです。
そんなNASCARで伝説のレーサーといわれているのが、リチャード・ペティです。
彼は、NASCARの歴史上最多となる7度のチャンピオンを獲得し、通算200勝を記録、「キング」というあだ名が付けられたほどです。
米国トヨタは、そんなリチャード・ペティの息子、カイル・ペティ氏を、SEMAショー2024での新しいアンバサダーに迎えたことを明らかにしました。
これを祝福し、ペティ氏と長年の友人関係にあるトヨタのアンバサダーでNASCARアナリスト、そして自称スープラマニアのラトレッジ・ウッド氏とともに、リチャード・ペティが乗っていた「43号車 1970 プリムス スーパーバード」をオマージュ。
実際にNASCARに出走するトヨタ現行「スープラ」をベースに、現代的に表現し落とし込んだスープラバードを誕生させました。
1970 プリムス スーパーバードのスペックは、当時史上初の時速200マイル(時速約305キロ)超え。
大型リアウイングと長く前方に伸びてスラントするノーズコーンが特徴的なマシンとなり、「伝説の怪鳥」などとも呼ばれる米国自動車史上を飾る1台となっています。
今回現代版として蘇ったスープラバードは、オリジナルのスーパーバードを彷彿とさせるボティキットを装着。
現在ではマシンの外装はビニールラップとするところ、リチャード・ペティが乗っていたスーパーバードと同じ「ペティブルー」に塗装を施した上、象徴的な号車「43」をドアとルーフに手書きで描き加えて、オリジナルのスーパーバードへの敬意を表しています。
スーパーバードの登場に「これはかっこいい」「雰囲気めっちゃ好き」「なにこれ面白い」「めっちゃ好きなんだけど」など、ユーザーからも多くの注目を集めていました。