2024年11月の米国EV販売台数において、日本の自動車メーカーのなかで一番の販売台数を記録したホンダ「プロローグ」に対し、ネット上では多くの反響が集まっています。
■ホンダ「プロローグ」が月間販売台数更新に反響集まる!
2024年11月、ホンダがアメリカで展開しているEV「プロローグ」が同国市場で6800台以上を販売し、前月の約4100台から大幅に販売数を伸ばしました。
この記録はプロローグの月間販売台数として過去最高を更新し、同時にアメリカ市場における日本の自動車メーカーのEVとしてトップの販売数を記録。
その人気にネット上では日本のユーザーからも多くの反響が集まっています。
プロローグは、ゼネラルモーターズ(GM)と共同開発されたバッテリーEV(BEV)のSUVです。
両社の技術を結集し、これまでのホンダ車にはなかった新しい価値観を提案するモデルとして登場しました。
2021年6月に開発計画が発表され、2022年10月にはデザインが公開。
そして2023年には「ジャパンモビリティショー2023」で日本初披露され、話題を集めました。
プロローグのボディサイズは全長4879mm×全幅1989mm×全高1643mmとホンダ「CR-V e:FCEV」より大きく、ホイールベースも3094mmと室内の広さが確保されています。
エクステリアは低重心かつワイドなスタイルで、シンプルながら洗練されたデザインが特徴です。
フロントフェイスは未来的な要素を含み、サイドビューは流れるようなシームレスなラインで優雅さと力強さを演出。
テールライトには珍しく“Honda”のロゴが配置され、独自性を高めています。
インテリアは水平基調のデザインでモダンかつ落ち着いた雰囲気が広がり、11.3インチの大型ディスプレイを搭載。
直感的な操作性に加え、「グーグルビルトイン」を標準装備しており、ナビゲーション、音声操作、音楽ストリーミングなど高度な利便性を提供します。
パワートレインには、シングルモーター(前輪駆動)とデュアルモーター(四輪駆動)の2種類が用意され、それぞれ最高出力212馬力・最大トルク320Nm、デュアルモーターでは最高出力288馬力・最大トルク451Nmを発揮。
GMの最新バッテリー技術「アルティウム」を採用し、米国EPA基準で最大296マイル(約476km)の航続距離を実現しています。
さらに、充電インフラの発展に合わせた設計も魅力です。
販売好調の理由の1つに、プロローグがEV税額控除の対象であることが挙げられます。
米国での価格は4万7400ドル(約730万1000円)から5万7900ドル(約891万8000円)ですが、税額控除後は最大7500ドル(約115万円)引かれ、実質3万9900ドル(約614万7000円)から購入可能です。
この価格の魅力が消費者の購買意欲を大きく引き上げた要因の1つと考えられます。
そんなプロローグですが、ネット上では日本のユーザーからも多くの反響が寄せられており、「アメリカでそんな売れているの知らなかった、やるじゃん」「日系のモデルが人気なのは日本人として少し嬉しい」「ホンダファンとしては、いいニュース」など、喜びの声が多く見られます。
なかには「そんな売れているのならちょっと気になる」「日本でも販売してくれないかなあ」と国内導入を求めるユーザーも。
また「デザインがオシャレ」「写真で見る限り質感高そうだし、そもそもカッコイイ」など、シンプルな内外装も好評を得ているようです。
ほかには「100万円以上も安くなるのスゴイ」「そんなお得になるのビックリ」など、税額控除の額の大きさに驚いている声も複数見られました。