スズキはスズキ「スイフトスポーツ(ZC33S型)」の特別仕様車「ZC33S Final Edition(ZC33S ファイナルエディション)」を発表しました。現行モデル最後を飾る同車には、一体どのような特徴があるのでしょうか。
■現行スイフト最終モデルには専用装備が満載!
スズキは2024年12月17日に、スポーツ性能を高めたコンパクトカー「スイフトスポーツ(ZC33S型)」の特別仕様車「ZC33S Final Edition(ZC33S ファイナルエディション)」を発表しました。
なお、本モデルをもって現行モデルを生産終了するとしています。
スイフトスポーツは、スズキのコンパクトカー「スイフト」をベースに、専用設計のサスペンションやエンジンなどを搭載し、アグレッシブかつスポーティな内外装デザインを採用するモデルです。
「走る・曲がる・止まる」の基本性能を追求した“走りのフラッグシップモデル”として、初代モデルが2003年にデビューして以降、ドライブ好きなユーザーを中心に愛されてきました。
現行モデルとなる4代目は2017年にデビュー。
これまでの伝統に乗っ取り、専用のエンジンとサスペンションを搭載するのにくわえて、新プラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」を採用し、高剛性化と同時に軽量化を実現し、さらなる進化を遂げました。
そして今回発表された「ZC33S ファイナルエディション」は、沢山の専用パーツや装備を纏っています。
エクステリアに関しては、フロントグリル、フォグランプベゼル、アルミホイールなどをグロスブラック塗装に仕上げたのにくわえて、足元には専用17インチアルミホイールとレッド塗装の専用ブレーキキャリパーを採用。
また、Cピラーには型式名の“ZC33S”をモチーフとした専用デカールをあしらい、バックドアの“SWIFT Sport”のエンブレムはレッド/ブラックの専用カラーに仕立てられ、スポーティなルックスを更に昇華させたコーディネートで、特別感を演出しています。
ボディカラーは既存の「チャンピオンイエロー」単色と、ルーフがブラック塗装となる“ブラックツートンルーフシリーズ”の「バーニングレッドパールメタリック」、「プレミアムシルバーメタリック」、「ピュアホワイトパール」、そして新たに「フロンティアブルー パールメタリック ブラックツートンルーフ」が加わり、全5色が設定されました。
インテリアもエクステリアと同様に最終モデルならではの装飾が各所に施されています。
一番目立つ部分として、インパネやトアトリム、センターコンソールには、金属が高温にさらされ色が変化する時の焼き模様からインスパイアされたヒートグラデーションを加飾。
ステアリング下部にはグロスシルバーの専用ガーニッシュと合わせて、ドライブ中の躍動感を演出しています。
これらの内外装にわたる専用装備にくわえて、より個性を高めるためのアクセサリーも提案しています。
エクステリアにはフロント・サイド・リアのアンダーガーニッシュや目つきを鋭くするヘッドライトガーニッシュ、サイド・ドアハンドルエスカッション、ブラックのスズキエンブレム、各所に対応した多彩なデカールなどを設定。
インテリアには、車内を華やかにするイルミネーションや、フロアマット、サイドシルスカッフなどをラインナップしています。
エンジンは、標準モデルと同様の1.4リッター直列4気筒ターボエンジンを搭載し、最高出力140ps・最大トルク230Nmを発揮。
これに6速MTまたは6速ATが組み合わされ、駆動方式はFFが採用されています。
そんなZC33S ファイナルエディションの車両価格(消費税込)は、6速MT車が232万9800円、6速AT車が240万1300円とし、2025年3月から11月の期間限定で生産するとしています。
なお、現在販売中のスイフトスポーツの標準車については、2025年2月に生産を終了し、在庫がなくなり次第、販売を終了するといいます。
しかし、ZC33S ファイナルエディションはあくまで“現行モデルの最後”を飾るモデルだといい、スイフトスポーツの歴史はこれからも続いていくようです。