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“地獄渋滞”川越街道を完全スルー!? 悲願の「和光富士見バイパス」工事どこまで進んだ? 将来は「池袋直結」計画も!? 「残り3km」のスゴさとは

くるまのニュース 2024年12月20日 7時10分

“地獄渋滞”川越街道を完全スルー!? 悲願の「和光富士見バイパス」工事どこまで進んだ? 将来は「池袋直結」計画も!? 「残り3km」のスゴさとは

■まずは「外環道より先」完全バイパス化へ「あと1工区」

 都心方面と川越方面をつなぎ、国道254号(川越街道)のバイパスとなる「和光富士見バイパス」の整備が進行中です。
 
 一体どのようなルートで、どこまで整備が進んでいるのでしょうか。

 和光富士見バイパスは、東武東上線よりも荒川側を抜けていくルートです。

 外環道「和光北IC」から北西へ分岐し、志木市 宗岡地区を抜けて、国道463号「浦和所沢バイパス」へつながり、そのまま「富士見川越バイパス」へ直通していきます。総延長は6.9kmです。

 さらに、都心側でも「和光バイパス」の計画が進行中。

 和光バイパスは、和光北ICから東進して、板橋区境の手前で笹目通りに合流し、そのまま新大宮バイパスへ直結するルートです。

 この「和光バイパス」「和光富士見バイパス」が完成すれば、都心方面から「狭い川越街道を全く使わなくていい」ルートが誕生することになります。

 人口密集地のためチマチマと信号が続き、とにかくダラダラと混雑している川越街道。しかし川越方面へは、これ以外にまともな道路がほぼ皆無で、仕方なく延々と川越街道を走るしかありませんでした。

 そんな状況が、少しずつ変わろうとしています。

 和光富士見バイパスの現状ですが、南側では外環道~上内間木の2.6kmが2010年に開通し、北側からも富士見川越バイパスを延伸する形で、志木市役所付近までの約1.4kmが2023年に開通したばかりです。

 富士見川越バイパスからは、浦和所沢バイパスをまたぐ高架橋が整備され、信号ゼロで抜けられるようになりました。

 残り工区も、用地取得率が95%を超えている状況です。用地取得済みの一部場所では、ひとまず地盤改良などの先行作業も始めていく方針となっています。

 用地が完全取得されていないため、まだ開通見込みは発表されていません。

 いっぽう、新大宮バイパス、さらには高島平から志村坂下の国道17号まで直結しようかという「和光バイパス」のほうは、まだ設計の段階です。

 具体的には、2024年9月の和光市議会での答弁によると、2023年から予備設計が続けられたあと、2024年には詳細設計に向けた地質調査も行われていくとのこと。

 さらに、この沿線エリアのうち大部分を占めるのが、「和光北インター東部地区」の土地区画整理事業です。和光バイパスはこれと一体的に整備が進められる予定ですが、この区画整理事業がことし10月に起工。工作物の移転や造成工事がはじまっていきます。

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