スバルの米国法人は、「ロサンゼルス・オートショー」にて「プロジェクト・ミッドナイト」を展示しました。どのようなモデルなのでしょうか。
■680馬力の「水平対向エンジン」搭載!
スバルの米国法人は、11月22日から開催された「ロサンゼルス・オートショー(以下、LAオートショー)」にブースを出展。
そこでは日本においては見慣れないモデルの「プロジェクト・ミッドナイト」も展示されていました。
同車は一体どのようなクルマなのでしょうか。
LAオートショーは、初開催が1907年と、100年以上の歴史を持つモーターイベント。
そのような晴れ舞台で展示されたプロジェクト・ミッドナイトとは、スバルのスポーツセダン「WRX STI(2020年型)」をベースに大規模なカスタムを施したモデルで、SUBARU・モータースポーツUSAにおける“史上最速のWRX”といえる存在です。
エクステリアには、ワイドに拡大したボディワークと巨大なリアウイングを装備するなど、極限まで戦闘力を高めたデザインが特徴的。
さらにリベット打ちで装着したかのようなパーツによって無骨な雰囲気を漂わせたほか、側面やルーフにあしらわれたモノクロのスバルエンブレムが、つや消しブラックのカラーリングと相まって、非常に力強い印象を残します。
もちろん性能も一級品となっており、ボディとシャシはカーボンファイバー製とすることで軽量化を実現。
標準モデルのWRXより1000ポンド(約450kg)も軽くなっているといいます。
パワーユニットには、最高出力670hp(約680馬力)・最大トルク680lb-ft(約921Nm)を発揮する2リッター水平対向4気筒ターボエンジンを搭載し、駆動方式はスバルの強みであるAWD(全輪駆動)。
そのほか、ターマック用のサスペンション・ジオメトリーの採用や、18×11インチのOZレーシング・スーパーツーリズモLMPと280/650R18ヨコハマADVANスリックタイヤを装着するなど足回りもグレードアップしており、あらゆる環境下において最速の走りを披露するWRXへと仕上げられています。
※ ※ ※
プロジェクト・ミッドナイトは、かつてジムカーナカーとして活躍した「エアスレイヤー」の記録的な成功から大きな影響を誕生したマシンとのこと。
そのカスタムレベルの高さから、日本での公開を待ち望んでいるスバルファンもおり、今後の国内で開催される自動車イベントにも姿を表すのか、注目です。