首都高がこの時期、特に混雑するといいます。一体なぜ混雑するのでしょうか。また、混雑はいつまで続くのでしょうか。
■「イチバン首都高が混む時期」突入! いつまで続く?
首都高がこの時期、特に混雑します。道路交通情報を見ると、渋滞や混雑を示す赤やオレンジで埋め尽くされ、ラジオの交通情報でもほぼ全線が渋滞です。
なぜ今の時期に混雑するのでしょうか。また、この混雑はいつまで続くのでしょうか。
首都高によると、12月は1年のなかでも特に渋滞が多い月だといいます。
これは年末に備え、取引先へ挨拶回りに行く営業車が増えたり、お歳暮やクリスマスといった物流需要の増加にくわえ、年末までに納品を済ませておこうとする配送業者車両などが集中するためです。
ほかの高速道路では一般的に、年末年始の帰省などで12月29日前後から1月3日までが混雑のピークとなります。
しかし首都高は業務利用が多いために、「年末年始より少し前」の時期に混むのが特徴です。
2024年では、中旬以降の平日で、業務交通などが集中する金曜日を中心に渋滞が多くなり、深夜帯を除いたほぼ全日・全線にわたって渋滞や混雑が発生すると予想されています。
特にピークとなる日は、12月19日(木)〜20日(金)、12月23日(月)〜12月26日(木)。いわゆる「仕事納め」となる27日(金)はピークではありません。
また、12月28日(金)〜1月5日(日)までの年末年始期間は渋滞が少なく推移する傾向にありますが、1月2日(木)は例外で、初詣などで渋滞が多いと予想されています。
首都高は、「渋滞回避のために、ご利用日・時間帯の変更など、余裕を持ったご利用をお願いいたします。」と呼びかけています。
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通行量が増えると事故も多発します。12月は事故も多く、特に渋滞が発生していると、前方不注意による追突事故や、曲がった先が見えない「ブラインドカーブ」での事故が発生します。
また、今年の年末年始は例年よりも気温が低いと予想されており、路面の凍結の可能性もあります。
タイヤチェーンの携行やスタッドレスタイヤの装着といった冬の準備と併せて、普段よりも車間距離を開け、速度を落として運転することが大切です。