トヨタは2024年12月20日、高級ミニバン「アルファード」「ヴェルファイア」の一部改良を実施し、新たに「PHEV(プラグインハイブリッド)」グレードを追加しました。これに対し、早速さまざまな反響があるようです。
■アルファード&ヴェルファイアにPHEVが誕生
トヨタは2024年12月20日、高級ミニバン「アルファード」「ヴェルファイア」の一部改良を実施。
新たに「PHEV(プラグインハイブリッド)」グレードが追加され、話題になっています。
一体どのようなクルマで、どういった声が上がっているのでしょうか。
トヨタのミニバン「アルファード」は、2002年に初代モデルが登場。「ミニバンのフラッグシップ」として誕生し、ロングセラーとなっています。
いっぽう「ヴェルファイア」は、そのアルファードの兄弟車として、2代目アルファードと同時の2008年に登場しています。
現行型はアルファードが4代目、ヴェルファイアが3代目。いずれも2023年にフルモデルチェンジを果たしています。
ボディサイズは全長4995mm×全幅1850mm×全高1935mm-1945mm、ホイールベースは3000mm。
両者の違いはというと、アルファードが「堂々とした高級感あるスタイリング」であるのに対し、ヴェルファイアは「力強さを強調」しており、さらに専用リアバンパーやリアコンビランプなどが特徴です。
そんなアルファード&ヴェルファイアですが、今回、最上級グレード「Executive Lounge(エグゼクティブラウンジ)」にPHEVグレードが新規追加されました。
従来のハイブリッド車との違いは「外部から充電することも可能」ということです。
今までは走行中のブレーキ回生発電などでバッテリー充電するだけでしたが、必要に応じて専用コンセントから充電できるので、より「電気で走る」ポテンシャルが高くなっています。
バッテリーもそれに対応して大容量になっているため、逆にそのバッテリーを走行以外の用途へ使うこともできます。電力供給は最大1500Wです。
大容量で大きなバッテリーとはいえ、車体中央の床下に搭載することで、室内空間を犠牲にすることはありません。HEVと比較し35mmの低重心化が図られ、走行安定性に寄与しています。
アルファード&ヴェルファイアともに、2.5リッターのプラグインハイブリッドシステムを搭載し、システム最高出力は225kW(306PS)。バッテリー走行のおかげで、よりスムーズ走行になり、より静かになります。
EV走行換算距離は満充電状態で「73km」、ハイブリッド走行でのカタログ燃費は「16.7km/L」(WLTCモード燃費)です。
駆動方式はE-Four(電気式4WD)です。
ドアやインパネなど各所で遮音性がアップし、「スムーズストップ」制御の導入によって停止時に「ガクン」と車体が前のめりになるのを抑え、より快適になっています。
販売価格(消費税込み)は、新型アルファード Executive Loungeが1065万円、新型ヴェルファイア Executive Loungeが1085万円となっています。
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ついに人気ミニバンの双璧であるアルファード&ヴェルファイアにも登場した「プラグインハイブリッド車」に、発表直後にも関わらずネット上では話題騒然。
「きたあああああ」「306馬力はえぐい」「まぁ今の最適解はPHEVやね」「PHEVの追加でさらに盤石な体制となった」と期待するコメントが見られます。
なかには「災害に強いラグジュアリー車が爆誕やな」という声も。いざという時の電源供給元にもなるPHEVは、今後いっそう需要が高まっていくのかもしれません。
また「PHEV1000万円超え」「ついに1000万円の大台に」「お値段びっくり1000万超えかー、いやまぁそうなるか」「最上位モデルに追加なの!?」など、まさに「ケタ違い」の新型に圧倒される声もありました。