「軽自動車」でもっとも売れているジャンルが、「軽スーパーハイトワゴン」ですが、そんな人気ジャンルで、最新トレンドとなっているのが「クロスオーバーモデル」です。
■軽スーパーハイトワゴンのSUV風モデルってどうなの?
「軽自動車」では、多くのモデルが「ノーマルモデル」と「カスタムモデル」を用意しており、エアロパーツやメッキ加飾を盛り込んだカスタムモデルが好まれる傾向が強いようです。
そして最近は、新たな路線としてSUVテイストのクロスオーバーモデル路線がもてはやされており、人気の「軽スーパーハイトワゴン」でもSUVテイストを加えたクロスオーバーモデルが登場して新たなトレンドになっています。
SUVテイストの軽スーパーハイトワゴンにはどのような魅力があるのでしょうか。
SUVテイストの軽スーパーハイトワゴンは、軽自動車の優れた経済性、室内空間の広さや両側スライドドア採用による実用性、さらには世界的にブームとなっているSUVのデザイン性を融合させた、アウトドアシーンにもマッチするオールマイティなところが魅力だといえるでしょう。
SUVテイストの軽スーパーハイトワゴンでは、2018年に登場したスズキ「スペーシアギア」が先駆けとされています。
バンパー形状の変更やプロテクター装着によって“SUV感”を出しつつ、丸目のヘッドライトで親近感を演出。さらにルーフレールや専用グリルなどでアクティブ感を加えました。
現在は、2024年9月にフルモデルチェンジした2代目スペーシアギアが登場しています。
対するダイハツ「タントファンクロス」は、Bピラー(フロントドアとリアドアの間のピラー)をなくした「ミラクルオープンドア」はそのままに、前後バンパーだけでなくサイドのドアパネルにも樹脂パーツを装着。タフなイメージを作り出しました。
そして、“日本一売れているクルマ”であるホンダ「N-BOX」にも、アウトドアを意識したクロスオーバーモデルが登場。それが「N-BOX JOY」です。
ライバルがタフさやアクティブさを前面に打ち出しているのに対し、N-BOX JOYもバンパーなどに樹脂パーツを盛り込んだ新デザインを採用していますが、チェック柄のシート表皮を採用するなどでパーソナル感を演出。
足回りをブラックに塗装されたスチールホイール&ハーフホイールキャップにすることで、オシャレなレトロ感も加味した仕上がりになっています。
このスーパーハイトワゴンのクロスオーバーモデルでうれしいのは、ほとんどの車種が撥水加工されたシートを採用していること。
レジャーやキャンプなどでも汚れたり濡れたりしても、すぐに拭き取り可能というのは、通常の軽自動車でも欲しくなる装備ではないでしょうか。
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SUV気分が味わえる軽スーパーハイトワゴンのクロスオーバーは、ルーフレールや撥水シートといった実用的な装備も追加された“お買い得モデル”ともいえます。
充実した装備やカスタム感にあれるエクステリア&インテリアで本家との差別化を図り、SUV的な使い方もできるのですから、人気になるのも納得です。