いよいよ近づいてきた年末年始の「帰省&Uターンラッシュ」。東名高速は、いつから渋滞が始まって、いつどこで渋滞がひどくなるのでしょうか。
■年末年始の「東名高速」渋滞どうなる?
いよいよ近づいてきた年末年始の「帰省&Uターンラッシュ」。気になるのが高速道路の大渋滞です。その中でも、特にひどい渋滞が起きるのが、静岡・愛知・関西方面へのルートとなる、首都圏の東名高速です。
2024~2025年の年末年始は「12月27日~1月5日」という、異例の「9連休」となる予定です。
NEXCO各社が渋滞予測を発表しています。東名高速は、いつから渋滞が始まって、いつどこで渋滞がひどくなるのでしょうか。
首都圏の東名といえば、連休を問わず常に混雑している区間があります。東京IC、横浜青葉IC、綾瀬スマートIC付近です。特記が無い場合も、このあたりは朝夕ラッシュに何かしらの混雑が起きがちなので、常に注意しておきましょう。
【12月27日(金)】
仕事納めの日ですが、すでに1日フライングで帰省をはじめる人も多いのか、下り(静岡方面)は5時台から21時台まで、終日大渋滞となります。
綾瀬スマートIC付近で、最大20km・最大50分の渋滞となる見込みです。
【12月28日(土)】
【12月29日(日)】
27日と同様の状況となる見込みです。このほか中京圏では朝6時~9時に、豊田JCT付近で最大20km・最大50分の渋滞見込みです。
いずれの3日間とも、深夜帯は空いている見込みです。混雑に巻き込まれたくなければ、深夜帯に首都圏脱出を図るのがいいでしょう。
【12月30日(月)】
【12月31日(火)】
日中は基本的に同じくらいの大渋滞となりますが、17時ごろにはスムーズになると予測されています。
■年明け後もまだまだ渋滞 狙い目はどこ?
【1月1日(水)】
【1月2日(木)】
年が明けても、相変わらず下り(静岡方面)は綾瀬スマートIC付近で渋滞する見込み。8時から17時までで、最大25km・最大60分の渋滞が予想されています。
御殿場IC付近でも、同様の時間帯で最大10km・最大25分の渋滞となる見込みです。また2日は昼前・夕方にそれぞれ豊田JCT付近で渋滞となる見込みです。新東名は空いています。
【1月3日(金)】
前日までと打って変わって、今後は一気に「Uターンラッシュ」が始まり、上り(東京方面)が混み始めます。
一番ひどいのが、御殿場の先の「都夫良野トンネル」付近です。16時から夜中3時ごろまで、最大20km・最大50分の渋滞が延々と続く見込みです。
さらに、綾瀬スマートIC付近でも10時~夜中1時で最大20km・最大50分、横浜青葉IC付近でも13時~24時まで最大10km・最大30分の渋滞が予測されています。
規制するのであれば、この日の午前中には首都圏入りできるように、早め早めで動きましょう。朝ゆっくり起きて、着替えて、荷物を用意して、昼前くらいにやっと「じゃあ家に帰るか」となる呑気な人々が全員集結するのが、この日の夕方~夜の時間帯です。
【1月4日(土)】
Uターンラッシュはまだ続きます。都夫良野トンネル付近で12時~23時で最大20km・最大50分の渋滞、綾瀬スマートIC付近でも10時~23時で最大15km・最大40分の渋滞見込みです。
中京圏でも、東名では岡崎IC付近で9時~19時で最大10km・最大25分の渋滞見込み。並行する新東名の砥鹿トンネル付近もひどく、同様の時間帯で最大20km・最大25分の渋滞見込みです。
【1月5日(日)】
Uターンラッシュは弱まってきましたが、綾瀬スマートIC付近では依然として7時~17時で最大15km・最大40分の渋滞見込みです。
※ ※ ※
今年の年末年始は、帰省ラッシュは皆のタイミングが分散し、Uターンラッシュは1月2日・3日の夕方に集中するという予測です。
一番ひどい1月2日・3日でも、早朝~午前ならスムーズで、そこから日程をずらせばほとんど混んでいません。やはり「時間の分散」が重要で、「大多数の行動パターン」を外すことが、混雑時期ながら渋滞にはまらない、賢い移動と言えるでしょう。
もちろん、「正月くらいゆっくりのんびりしようよ…」という気持ちは嫌でも頭をよぎるでしょう。しかし、その結果として大渋滞にはまれば、「ゆっくりのんびり」とは真逆の精神状態を強いられることになります。楽なのは出発か道中か。どちらを天秤にかけるのかという話になるかもしれません。