政府のガソリン補助金縮小が進む中、どのミニバンが環境にもお財布にも優しい選択肢となるのでしょうか? 今回は、国土交通省が発表している「自動車燃費一覧」をもとに現在販売されている燃費が良いミニバントップ5を紹介します。
■「ミニバン」の低燃費ランキングトップ5とは?
2024年12月19日、政府のガソリン価格補助金の縮小・廃止に伴い、ガソリン価格が平均で約5円値上げされました。
さらに、2025年1月16日には補助金は廃止となり、さらに5円程度の値上がりが見込まれており、ドライバーや家計にとって厳しい環境が待ち受けています。
そのなかで、燃費の良いクルマを選ぶことは、日々の負担を軽減する鍵となります。
特にファミリーカーとしての需要が高いミニバンは、燃費性能を考慮して選ぶことが重要です。
今回は、国土交通省が発表している「自動車燃費一覧」をもとに、燃費効率が高く、実用性と快適性を兼ね備えたトップ5のミニバンをご紹介します。
●第5位 トヨタ「ヴォクシー」(燃費性能 WLTCモード:14.3-23.0km/L)
トヨタの人気ミニバン「ヴォクシー」は、個性の際立つアグレッシブなスタイルで、若い世代のファミリー層にも人気があります。
23.0km/Lの燃費性能を持つハイブリッド 2WDモデルは、デイリーユースに最適です。
広い室内空間と3列シートで、大人数の移動も快適。家族向けに十分な収納スペースを備えながら、デザイン性も高く、スポーティな外観が目を引きます。
また、運転支援システム「Toyota Safety Sense(トヨタセーフティセンス)」が全車標準装備され、安全性も確保されています。
ヴォクシーの車両価格(消費税込、以下同)は309万円から396万円です。
●第4位 スズキ「ランディ」(燃費性能 WLTCモード:14.3-23.2km/L)
スズキ「ランディ」は、トヨタ「ノア」やヴォクシーのOEMモデルで、デザインや装備に独自のアレンジが加わっています。
燃費性能はハイブリッドG 2WDモデルが23.2km/Lを達成し、日々の燃料コストを抑えたい方におすすめです。
シートアレンジの自由度が高く、大人数の家族や趣味でのアウトドア使用にも適しています。
迫力のあるワイドなフロントグリルデザインも魅力です。
ランディの車両価格は310万6400円から369万7100円です。
●第3位 トヨタ「ノア」(燃費性能 WLTCモード:14.3-23.4km/L)
ノアは、ミドルサイズのミニバンで、ヴォクシーの兄弟モデルです。なかでもハイブリッド Xグレード(2WD)の燃費性能は23.4km/Lと優秀です。
落ち着いた内外装デザインが特徴で、ファミリー層から高い支持を得ています。
3列シート仕様で、大人でも快適に座れる広々とした空間があり、家族の長距離ドライブにも適しています。
また最新の安全装備や、静粛性の高いエンジンも魅力。燃費と実用性のバランスを重視する方におすすめです。
ノアの車両価格は267万円から389万円です。
●第2位 ホンダ「フリード」(燃費性能 WLTCモード:16.4-25.6km/L)
第2位は、「2024-2025日本・カー・オブ・ザ・イヤー」に輝いたコンパクトミニバンのホンダ「フリード」です。
なかでも、ハイブリッドモデルの「e:HEV(イーエイチイーブイ)」は非常に高い燃費性能を誇り、AIRグレード(2WD)では25.6km/Lを達成。
全長4.7m級でミドルクラスのノア/ヴォクシーなどに比べ、4.3m級のコンパクトな車体サイズを特徴とし、狭い路地や駐車場での取り回しが良く、都市部の生活にピッタリです。
6人乗り仕様のキャプテンシートは、乗車人数に応じて柔軟にアレンジ可能。
家族の送り迎えや週末の買い物だけでなく、アウトドアやレジャーにも使いやすいデザインです。
さらに、ホンダセンシングによる運転支援技術を搭載し、安全性確保されています。
フリードの車両価格は250万8000円から343万7500円です。
●第1位 トヨタ「シエンタ」(燃費性能 WLTCモード:18.3-28.8km/L)
堂々の1位は、トヨタのコンパクトミニバン「シエンタ」です。
特にハイブリッド車「X」(2WD・5人乗り)は28.8km/Lという驚異的な燃費性能を実現しています。
全長4.3m弱とコンパクトな外観ながらも、広い室内空間と快適な乗り心地を提供します。
スライドドアは狭い駐車スペースでも使いやすく、小さな子どもを乗せたり降ろしたりする際に便利です。
7人乗りの3列シート仕様も選べるため、家族の人数や用途に応じて柔軟に選択可能です。
2024年モデルでは、先進装備や快適性がさらに向上しており、ファミリーカーとしての完成度が抜群です。
シエンタの車両価格は199万5200円から323万4600円です。