トヨタの高級クロスオーバーSUV「ハリアー」は、日本のみならずグローバルで展開されています。なかでも中国では「ハリアーリンファン」という名前で販売されているのですが、一体どのようなクルマなのでしょうか。
■最も美しいSUVと言われる「ハリアーリンファン」とは?
トヨタ「ハリアー」は「スポーツ・ユーティリティ・サルーン」のコンセプトのもと、1997年に登場したトヨタのSUVで、上質な内外装を備える高級クロスオーバーSUVの先駆けとなりました。
現行モデルは2020年に登場した4代目で、SUVらしさやラグジュアリーな雰囲気は残しつつ、より滑らかでスポーティなスタイルを手に入れており、これまでの代から引き続き人気を博しています。
そんなハリアーは、日本のみならずグローバルに展開されているのですが、中国では日本と異なる名前でラインナップしています。
一体どのようなクルマなのでしょうか。
そのクルマとは、トヨタと中国第一汽車集団の合弁会社“一汽トヨタ”が展開する「ハリアー凌放(リンファン)」です。
このハリアーリンファンは“中国版ハリアー”として、2021年から生産・販売が開始されました。
なお、トヨタのラインナップの中で「最も美しいSUV」と称されています。
ボディサイズは、全長4755mm×全幅1855mm×全高1660mm、ホイールベース2690mmと、堂々たるプロポーションを持っています。
エクステリアは日本仕様とほぼ同じですが、リアバンパー下部のメッキパーツの形状が若干異なる点が特徴です。
またインテリアもステアリング位置を除けば基本的に日本仕様と同様に、インパネ中央には12.3インチの大型ディスプレイが配置されたり、電動シェード付きのパノラマルーフには調光ガラスが採用されたりなど、実用性と快適性を配慮したパッケージとなっています。
パワートレインは2リッターガソリンエンジンと2.5リッターハイブリッドの2タイプを設定。
駆動方式はFWD(前輪駆動)が基本ですが、ハイブリッドモデルには4WDも選択可能です。
そんなハリアーリンファンは2024年9月に、最大2万8000元(約60万3000円)の値下げを実施。
これにより、2リッターガソリンモデルの価格は19万1800元(約412万8000円)から、2.5リッターハイブリッドモデルは24万5800元(約529万1000円)からとなりました。
この価格改定により、ハリアーリンファンはさらに魅力的な選択肢として、注目が集まりました。
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ハリアーは、都市での使用から長距離ドライブまで幅広い用途に対応できる1台として、その存在感をますます高めています。
中国市場での値下げは、さらに多くのファンを魅了する起爆剤となったことでしょう。