日産は2024年12月24日、2025年1月に行われる「東京オートサロン2025」の出展車両を一部公開しました。そのうちの1台である「エクストレイルunwind concept」とは、どのようなクルマなのでしょうか。
■“Chill”なエクストイレル?
日産は2024年12月24日、2025年1月に行われる「東京オートサロン2025」の出展車両を一部公開しました。
その1台である、“Chill”を感じる世界感を演出したという「エクストレイルunwind concept」とはどのようなクルマなのでしょうか。
エクストレイルは、日産の主力ミディアムSUV。2000年に初代、2代目は2007年、3代目は2013年に登場しています。
現行モデルは2022年7月に9年ぶりとなるフルモデルチェンジを果たして登場した4代目。国外では日本よりも一足早く発売されており、北米などでは「ローグ」の名前で展開されています。
2023年10月には、ローグのマイナーチェンジが発表され、「デジタルVモーショングリル」と呼ばれる、日産の新たなデザインが採用されたことで「日本でもいずれこのデザインになるのではないか」と話題になりましたが、現在までに日本では登場していません。
そんな現行エクストレイルを、テラスを載せたトレーラーとともにカスタマイズしたのが、エクストレイルunwind concept(アン ウィンド コンセプト)。
インドア/アウトドアの境界を越え、本格エスプレッソを嗜むことを想定した贅沢なひと時を創り出す空間を演出しています。
エクステリアでは専用パーツとして、フロントグリルやフロントバンパー、リヤバンパー、専用塗装を施した純正アンダーカバー、JAOS製フェンダーガーニッシュ type-X、純正サイドステップを装備したほか、サイドデカール、ボディフィルムラッピングを施し、アウトドアテイストとしながらも落ち着いた印象を与えています。
足回りでは、JAOS製BATTLEZ リフトアップス、同ADAMAS BL5、トーヨータイヤ「OPEN COUNTRY A/T III」を装備。タフな印象を強調しています。
インテリアでは、荷室にS字のウッド素材を用いた専用ラゲッジラックやランチリオ製エスプレッソマシン搭載など、アウトドアでもリラックスできるような専用インテリアパーツをあしらっています。
そしてリアには、リビングスペースをそのまま乗せたようなトレーラーが牽引されています。
これはパラソルなどをトレーラー内に収納して現地に持っていく想定がされており、エスプレッソを楽しんだり、並んで展示される先代エクストレイルのレコードプレーヤーを楽しんだり、あるいは“推し活トレーラー”にするなど、インドア趣味をアウトドアにもっていく発想を表現しました。
エクストレイルunwind conceptのデザインについて、担当者は以下のようにコメントしています。
「もともとイメージであったのは大人の『ラギット感』ですが、なかなか大人のラギットと言ってもピンと来ないところもあって、どうしてもオフロード風のカスタムをしていくとおもちゃ風に見えてしまうということもありました。
その点を色合いなどで抑えつつ、車高を上げすぎないようにカスタマイズしています。
今回は、心を落ち着かせて、このクルマを自分の気に入った場所に持って行って、そこでゆったりくつろぐというということをコンセプトに定めています。
それに合わせ、ある程度の林道であったりとか、坂道は登れるようなカスタムはしつつもやりすぎないというところは念頭におきました」
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東京オートサロン2025は、2025年1月10日から12日まで幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催されます。
日産ブースではこのエクストレイルunwind concept以外にも、様々なクルマを展示する予定です。