日産グループの日産・自動車大学校は2024年12月24日、「東京オートサロン2025」に学生が製作したカスタマイズカー「NEO SKYLINE(ネオ スカイライン)」を出展すると発表しました。同校の公式SNSではさっそく、NEO SKYLINEが動く様子も公開しています。
■オジサンも歓喜! 光る「丸テール」はLED!?
2024年12月24日、日産グループの学校法人日産学園 日産・自動車大学校は、2025年1月10日より幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催の「東京オートサロン2025」に、学生が製作したカスタマイズカー3モデルを出展すると発表しました。
なかでも注目されるのが、「現代の“ケンメリ”」としてつくられた「NEO SKYLINE(ネオ スカイライン)」です。
全国に5校ある日産・自動車大学校は、自動車整備の国家資格取得を目指す学科に加え、モータースポーツ系や車体系(板金・塗装)の課程をもつ自動車整備専門学校です。
なかでも愛知校と京都校の車体系4年生が、授業の集大成として今回のカスタマイズカーを手掛けています。
注目のNEO SKYLINEは、日産「スカイラインクーペ」(V35型)をベースに、現代のケンメリとしてよみがえらせました。
ケンメリとは、1972年に発売された4代目「スカイライン」(C110型)の愛称です。
日産は当時、スカイラインの広告・宣伝において「ケンとメリーのスカイライン」というキャンペーンを実施したところ大ブームとなり、そこからC110型が“ケンメリ スカイライン”の愛称で広く親しまれるようになりました。
製作を担当した日産京都自動車大学校の自動車整備・カスタマイズ科4年生の学生たちは、NEO SKYLINEを現代のケンメリとして製作するにあたり、単にケンメリの部品やデザインをそのまま流用するだけではなく、ケンメリらしさを残しながらも今の時代に合ったスタイルを探求したといいます。
ケンメリ スカイラインが発表された当時、ブルーメタリックのボディカラーがテーマカラーとなっていました。
NEO SKYLINEは、そのブルーメタリックをベースにパールを加えたオリジナルカラー「トモアキブルー」に塗られています。学生が考案した新色で、懐かしさの中にも新しさを表現したのだといいます。
12月24日、日産京都自動車大学校 カスタマイズ科の公式SNSでも、完成したNEO SKYLINEを披露。
動画では工場から搬出されるNEO SKYLINEの姿も見られ、丸型の印象的なテールランプが点灯する様子などがはじめて公開されました。
NEO SKYLINEの象徴ともいえる丸テールについてSNSでは「なんとLEDですよ!」と紹介し、こうしたディテールにも懐かしさのなかにある「新しさ」を表現していることがわかります。
およそ6か月をかけて製作されたNEO SKYLINEは、ほかの2モデルとともに東京オートサロン2025「日産愛知自動車大学校/日産京都自動車大学校」ブースで、2025年1月10日から12日までの3日間公開されます。