トヨタのインド法人が新型「カムリ」を発表しました。一体どのようなクルマなのでしょうか。
■トヨタ新型「カムリ」発表!
トヨタのインド法人は2024年12月11日、新型「カムリ」を発表しました。
今回発表された新型カムリとは、一体どのようなクルマなでしょうか。
カムリは、トヨタが製造、販売している高級セダン。
初代モデルが登場したのは1980年で、当時は「セリカ・カムリ」という車名でした。
約2年後の1982年に登場した2代目モデルからは、セリカの名前が取れたことで今の車名と同じ“カムリ”となり、その後8度のフルモデルチェンジを経て、2017年には日本国内最後のモデルである10代目が登場します。
10代目が登場して約6年後の2023年に日本国内向けのカムリは製造終了となりましたが、海外ではフルモデルチェンジを受けて11代目が発表され、今回インドでも11代目の発売が発表されたという形です。
インド仕様の新型カムリボディサイズは、全長4920mm×全幅1840mm×全高1455mm、ホイールベースは2825mm。
エクステリアは、低いノーズとボディサイド、リア部分のデザイン、新たに設計されたアルミホイールがスポーティな印象を与えます。
新たにLEDを搭載したシグネチャーデイタイムランニングライトや、従来モデルからデザインを一新したバンパーとグリルを備え、スタイリッシュに仕上げられたボンネットとフェンダーの造形も特徴的です。
インテリアは、新たに導入されたイエローブラウンのソフトレザーを使ったシート表皮、ピアノブラックのフロントコンソールボックスで、高級感を演出。
エアコンからはナノイーXが放出され、消臭効果や除菌効果、花粉の抑制に効果を発揮します。
またアメリカのスピーカーブランドである「JBL」製の9スピーカーオーディオシステムを装備し、車内で没入感の高いオーディオ体験をすることが可能です。
12.3インチマルチインフォメーションディスプレイを備え、T-connectテレマティクスによってさまざまなサービスを利用可能。
さらに、後部座席にもリクライニング機能を搭載しているほか、電動サンシェード、タッチパネル式オーディオ操作スイッチ、エアコン操作スイッチも後部座席に備わり、快適装備を充実させました。
パワーユニットは、2.5リッターの直列4気筒ダイナミックフォースエンジンと、電気モーターからなるハイブリッドシステムを搭載。e-CVT(電子制御式無段変速機)と組み合わせ、システム全体で最高出力230馬力を発生します。
安全装備として、トヨタセーフティセンス3.0を装備。
ボディカラーは、「アティテュードブラック」、「セメントグレー」、「ダークブルー」、「エモーショナルレッド」、「プラチナホワイト」、「プレシャスメタル」の全6色から選択可能で、価格は480万インドルピー(約867万7963円)での販売です。
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インドにて11代目モデルが登場した、カムリ。
デザイン、快適装備ともに従来モデルから大きく変更され、最新モデルの高級車にふさわしい充実した内容となりました。
先述のように日本市場向けの製造は終了していますが、国内で購入できなくなってしまったことが非常に悔やまれるクルマです。