KGモーターズは、自社開発の小型モビリティロボット「mibot」の量産拠点として、広島県東広島市に「Mibot Core Factory」という新工場を設立しました。
■“新車100万円”の国産「小型車」登場!
2024年12月6日、KGモーターズは自社開発の小型モビリティロボット「mibot(ミボット)」の量産拠点として、広島県東広島市に「Mibot Core Factory」という新工場を設立しました。
この工場では2025年秋からミボットの量産を開始する予定で、同時にKGモーターズの本社機能も移転し、主要拠点として運用される予定です。
KGモーターズが開発しているミボットとは、一体どのようなクルマなのでしょうか。
ミボットは、スタートアップ企業であるKGモーターズが開発し、販売を予定している1人乗り用の小型電気自動車。
2024年8月に予約受け付けを開始したところ、わずか1ヶ月で1000台以上の予約が殺到し、量産体制に入るために、年間10万台の生産も可能な新たな工場を設立しました。
ボディサイズは、全長2490mm×全幅1130mm×全高1465mm。
特徴としては、サイズが小さいだけに狭い道を走りやすいことが挙げられます。
また、無線通信によるアップデートに対応したコネクティッドカーでもあり、常に最新のソフトウェアを自動的に受信してインストールが可能。
積載性能も追求されており、最大積載量は45kgで、リアラゲッジスペースには18リットルの灯油タンク2個を、余裕を持って積載できる広さを確保しています。
もちろんエアコンも装備しているため、季節や環境にとらわれず、しっかりと実用に耐えうる内容となっています。
充電は家庭用の100Vコンセントで行い、専用の充電設備を必要としないため、所有にあたって特別なインフラ整備をする必要がない点も魅力です。
さらにmibotの車両規格は「原付ミニカー」に分類されるため、車検が必要なく、維持費を安く抑えられることが可能。
エクステリアは、丸目2灯のヘッドライトや片側4連テールレンズを装備した前後対称のスタイリングで、新しさとレトロ感が共存したデザインです。
パワーユニットには電気モーターを搭載。最高出力6.7馬力を発生し、最高速度は60km/h、充電にかかる時間は5時間で、満充電時の航続距離は100kmと発表されています。
ボディカラーは現時点ではイエロー、ブルー、ホワイト、グレーの全4色ですが、今後追加される可能性もあります。
この新型ミボットの車両価格(消費税込)は100万円で、別途送料や登録諸経費が必要です。
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1人乗り専用の小型電気自動車として開発中の、ミボット。
KGモーターズでは国産車ならではの安全性にこだわり、本来原付ミニカー規格には必要とされていない、衝突実験も行っています。
今後の展開として、まずは2025年度の生産分は300台とし、広島と東京を優先的に納車。
2026年度の生産分は3000台を想定し、広島と東京とともに全国へと納車される予定です。